今年も圧巻の25,100,000円!
 
 
やっぱり朝日屋さんはすごい!
 
と言うわけで、今年も行ってきました!
 

第69回松阪牛まつり

 
 
さあ、今回で平成最後の松阪牛まつり。
 
一体今回はどんな展開が待ち受けているのか!
 
 
前回の共進会は雨でしたが、昨日はとてもいい天候に恵まれました。
 
 
ここは三重県松阪市にあるベルファーム。
 
松阪インターから降りてすぐのところにあります。
 
並木道になっているのでお散歩にもいいですね!
 
 
朝の10時30分ごろに到着したのですが、今年も大混雑しておりました。
 
まずは、このイベントの目玉でもある「松阪牛のすき焼き試食会」
 
 
なんと無料で2,000食が振舞われるんですよ!
 
あっという間に売り切れるのですからそれはもうスゴイ人です。
 
さて、私はこの日のメインイベントである松阪牛のセリに参加させていただきました。
 
 
入場します。
 
 
テント内には、農家の方が手塩にかけて育てられた松阪牛が50頭並んでいます。
 
 
この50頭が審査され、今年の1席から5席までを決めます。
 
 
我々での業界では1位のことを1席と呼びます。
 
1席になると当然高額で取引されることになります。
 
 
全50頭の体重、体高、胸囲、肥育度指数が記入されています。
 
この50頭なんですが、全部「特産松阪牛」なんです。
 
なので、A4とかA5とかいう牛はここにはいません。
 
特産とは、わかりやすく言うと、兵庫県産の但馬牛を松阪の指定22市町村で長期肥育されたものを指します。
もっとわかりやすく言うと、兵庫県で生まれた牛を松阪市に連れてきて、900日以上飼育した牛、です。
 
但馬牛は非常に肉質に優れています。
 
しかも900日以上というかなり長期飼育になるため、通常の松阪牛よりも餌代やコストもかなりかかっています。
 
ですので、この特産松阪牛と言うのは、全松阪牛の中でも約5%しか生産されないという希少価値のある牛なんです。
 
これは50頭の詳細が書かれたリスト。


体重は大体660キロくらいで、中肉中背です(笑)

特産は700キロくらいあると歩留まり(お肉がとれる量)はいいですが、ちょっと肥満。。脂身が多目ですかね。

それでも特産ですからホントにおいしいです。

但馬の素牛は、小ぶりに仕上がるので、通常の松阪牛より大体50キロくらい体重は少な目なんです。
 


審査開始
審査は朝から行われます。
 
 
先ほどのテント内の牛を各生産者が手綱で審査会場まで牛を引っ張ってきて、牛を一列に整列させます。
 
まずはグループに分かれて審査されます。
 
9時から始まり11時ごろまでかかります。
 
 
青色の服を着た畜産研究所の方々が審査。
 
 
一頭一頭集団で時間をかけて審査します。
 
報道陣の方も多数見えてました。
 
 
この審査は、ひと言でいうと外見の良い牛はどの牛なのか?が基準です。
 
 
ミスコンと同じような感じです。
 
 
上から見たときの肉付きのバランスはどうか?
 
ボディバランスはどうか?
 
背中のラインはまっすぐかどうか?
 
毛質、毛並みはどうか?
 
などが審査基準とされます。
 
 
キレイな足並み。。
 
特産松阪牛はほぼ雌牛で、人間の女性と同じように足がキュッと締まっている方が「いい女」とされるようです(笑)
 
最終審査になると、1頭1頭を比較して順位を付けます。
 
 
隣と隣の牛はどうか?をじっくりと審査します。
 
で、今回の優勝は中村一昭さんの「さとり」号が選ばれました!
 
 
間近で見るととてもかわいらしいです。
 
 
ものすごく毛並みが良い!
 
 
思わず触りたくなってしまう。。
 
今回はレベルが高く、2席以下もよかったのですが、1席が良すぎたとのことでした。
 
1席と他の牛を比べたときに、若干背中のラインがゴツゴツしていたり、大高が高かったり、お尻が小さかったりするのが比較して説明していただくと判ります。
 
早速中村さんには報道陣の囲み取材が行われます。
 

にしても、すごい報道陣の数。
 
 
現在中村さんの牧場では120頭ほどの松阪牛を育てられているそうです。
 
上手に育てるコツは?との問いに、「楽しく一生懸命育てる」だそうです。
 
何事にもこの精神、私は大事だと感じました!
 
審査が終わるとこのようにタスキがかけられます。
 
 


共進会スタート
そして午後からは、その審査が決まった牛のセリがスタートいたします。
 
 
オープニングセレモニーの様子。金のくす玉がパカッと割れました!

 
場内に特産松阪牛が登場し、せりが始まります。

このように購入意思のある購買者は人差し指を立ててます。

 
他の購買者と競合している最中は、指をたてたまま。

その間に、値がどんどんつり上がっていきます。

他に指をたてている購買者が指を下ろして、最終的に残った方が、その牛の購買者として決定します。
 

一升びんも落札
我が一升びんも落札させていただきました!

 
購入した記念品としてお米ももらいました!
 
 
うちも松阪牛の発展に貢献できてよかったです!
 

で、この日最大の盛り上がりを見せる一席のセリがスタート!

最後はお決まりのように、朝日屋さんが、25,100,000円で競り落としました!

ざわざわざわ~

 
インタビューが行われます。

 
このイベントも右肩上がりに盛り上がってきてます。
 
来年は70周年記念ですので、さらに盛り上がりが期待されることでしょう!
 
今回の松阪牛祭りですが、日本人だけではなく、外国人観光客、特にアジアの方々が多数来場されていました。
 
そして大阪万博も決まりましたので、これで日本にはさらに多くの外国人観光客も乙津れるようになるでしょう。
 
世界中が注目するイベントとして取り上げられそうです。

これからも我々も尽力できるよう頑張っていきます。
 
 
というわけで本日もご覧いただきましてありがとうございました。