今朝のラボの同僚との雑談の中で、急に論文総説を書くことを思いついた。理由は昨年から原著論文になりうる研究ネタがうまくいかず時間を無駄にしている感じがすること、今までとは違う分野の研究を始めたので自分で基礎知識を蓄えたいということ、そして最後に、総説を出すことはおそらくボスの意向にも沿うだろうということ、などだ。できればcorresponding authorももらうつもりだ。
いつも論文を書くときは書き始める時が一番苦労する。自分に課す、一種の決断みたいなものが必要だ。何もしないでダラダラ毎日過ごす方が楽だから。でも、一旦書き始めると意外に言葉が出てくるものである。まあ元々文才がないので気の利いた文章は書けないのだが、ない頭でひねり出した言葉でうまく表現できるとちょっと楽しくなる。
総説は人の書いた論文をたくさん紹介しながら、自分の意見や推測を付け足していくというスタイルの論文である。今まで既に発見、報告されたことを調べるため、既成事実を自分の頭の中で整理するのに大いに役立つし、それが読者にも役立つ。そして、まだ何がわかっていないのかが明らかになってくるので、自分の研究目標を立てるのにも都合が良い。机にじっと座って、ネット検索、読書、執筆で時間を過ごす。実験が暇な時にはもってこいだ。