ビッグのブログ -14ページ目

ビッグのブログ

ブログの説明を入力します。

ご存じ寅さんの映画「男はつらいよ」。もてないけど筋の通った人情味ある男があこがれの女に恋心を抱きながら、最後までいい人のまま告白できずに去って行くという、おなじみのストーリー。タイトルがもてない男の強がりをうまく表現していて哀愁を感じる。

研究者にプレゼンはつきものだ。公金(税金)を使って研究させて頂いているので、学会発表、論文、プレス発表などを通して、自分の研究成果を世に知らせるのは責務とも言える。しかし、私はプレゼンが大嫌いである。まず人前でしゃべるとあがるし、流ちょうにしゃべれないし、威張った感じに見られるのが嫌いだ。だから、毎回プレゼン作りには苦労する。

そもそもプレゼンは社会責務ではある点を除けば、何のためにする意味があるのか?全人類の幸福のためか、自己満足か?学会発表でよく見かけるのが、色や動画でにぎやかなスライドも見せながら自分の成果を誇らしげに語る偉い先生。私はこういうプレゼンターが大の苦手で、ほとんど信用しない。プレゼンはエンターテイメントであると豪語する人もいるが、そういう人のデータは信用できないし、研究者としての大切な物を失っている気がする。O方さんの記者会見にもそれに近いものを感じている。研究者のプレゼンは他の業種のプレゼンとは本質的に違う。「難しい事を難しいまま言うやつ、あれ、馬鹿だよね」と言ったのはタモリだが、研究というのは難しいことをシンプルに解きほぐしていく仕事なので、確かにタモリは神髄をついていると思う。ただし、シンプルを過ぎて遊びになっては科学は進まない。だからプレゼンは難しすぎても、楽しすぎてもいけないのだ。

研究者である以上プレゼンは避けられない。自分もいつかプレゼンの達人になり、「プレゼンはつらいよ」と言ってみたい。