SNS上で民主党政権、政権交代といったワードがトレンド入りしている。


今般の補選の結果を受けて、早くも、政権交代したらこうなると、2009年の民主党政権の酷さを指摘する投稿が目立つ。


確かにひどかった。


鳩山総理の最低でも県外発言や福島原発の初動体制の混乱、閣僚の不祥事等々、わずか3年の間に政権担当能力の乏しさを露呈し、政権再交代となったのはご案内の通り。


しかし、今の政治のうねりや有権者の意思は、その政権交代のあやうさを経験した上で真贋を見極めることの大切さに気づくようになったとも言えるのではないか。


自虐的になることはあってはならないが、この先の日本の先行き不安や衰退を黙ってみているわけにはいかないとの判断が、何かを変えなければと。


しかも、そのことがより深刻に、政権交代を望む6割の数字に現れている気がする。


北朝鮮、ロシア、中国をめぐる日本の安全保障と防衛力の強化や経済成長の再構築、そして瞬発力に乏しい金融政策、さらに日本人、外国人問わず犯罪の増加と凶悪化等々、日本のこの先の不安。


もちろん、日本の経済や研究開発、スポーツやエンタメ等の文化等のポテンシャルはポジティブな面も多々あり、衰退か前進かの分水嶺にある。


国家としての基盤をリードする政治に求められるものは大きい。


だからこそ、小手際の政治手法や目眩ましは見透かされる。


骨太に、大胆に国民を魅了する政治の真贋と進化が求められる。