この度の日銀のマイナス金利の解除、利上げのきっかけとなった賃上げ。


春闘の結果、大企業で5.25%の賃上げ率。


さらに、中小企業で4.50%となったことは報道のとおりであり、実に32年ぶり。


ところが、、、。


これは連合の発表によるものだが、5000社超の労働組合にヒアリングをした結果である。


そこで妥結を得た組合の数は大企業669組合、中小企業777組合であり、その平均賃上げ率を表したのが各々5.25%、4.50%である。


つまり、合わせて1446組合が妥結を得た数字であり、3500以上の組合は賃上げしていないか妥結しなかった結果となっている。


つまり、大半の中小企業ではまだ賃上げしていないことがわかる。


それゆえ、手放しでは喜べない。


まさにこれからである。