今日18日、明日19日と日銀の金融政策決定会合が行われ、マイナス金利の解除となる。
さらに、19日、20日は米FRBのFOMC
において利下げ方向となる予測がされている。
日銀においては、まさに金利のある世界に誘導しようとする植田総裁のある種のこだわりのようにもみえるが、果たして何がおきるのか。
今回はマイナス金利の解除だけでなく、イールドカーブコントロールの修正やETFの新規買い入れ停止などもあろう。
これは、今回の春闘の賃上げに基づくものだが、総需要はまだ拡大しておらず、景気の回復とはまだ言えないなかでの利上げは様々なリスクを伴う。
本来は消費が伸びて、雇用が改善されて人手不足から賃金が上がるのではなく、ここ数年のエネルギーや食料品の輸入が円安によることからのコストプッシュ型の賃上げであることにも着目すべきだ。
要するに利上げにはまだ慎重であるべきだ。