春闘で過去最高の賃上げ率を出したが、日々刻々、ドル/円の動きが激しい。


賃上げが好調なことから、日銀が早期にマイナス金利を解除し、利上げに踏み切るのではとの観測が強まったことで、円を買う動きが加速。


ところが、参議院の予算委員会で岸田総理が「まだデフレから脱していない」と発言したとたんに円安にふれた。


先週はドル/円が146円に進んだものの総理発言で再び147円の円安へ。


今週から来週の金融政策決定会合まで息をのむ展開となる。


しかし、言えることは、日銀は為替の動向に注視するものの、あくまでも物価上昇率をベースに政策判断をする。


利上げして物価上昇をおさえるのが常道だが、総理の発言との整合性をどうとるのか?!