診療報酬改定と介護報酬改訂の同時改訂が行われた(実施はR6年4月)。


診療報酬に関しては、医療従事者の賃上げが最大の目的だ。


ここ数年、民間や公務員は賃上げが進んできたが、医療関係者の賃金は公定価格で定められており、ほとんど上げられずにきた。


特に看護師や歯科衛生士などは、まわりの民間の友人が最低賃金が増えて賃上げにつながっているのに、私たちだけはなぜ?と思ってきた人も多い。


それゆえ、今回の0.88%のプラス改訂はそのうち0.61%部分が医療従事者の賃上げにまわる原資となることは大切だ。


一方、介護報酬も3年ごとの改訂だが、介護職に就く人より辞める人が多い離職超過は問題であり、月6000円の賃上げでは足りず、それに上積みさせるのがこの介護報酬のプラス改訂となるように確実に進めることだ。