ドル/円は依然として円安基調で進んでいる。


日銀は植田総裁になっても、金融緩和をつづけ、利上げはまだ先とのスタンス。


7月にようやく長期金利を1%超メドとしたことから、金融機関では定期預金の利息が上がり、住宅ローンの固定型支払いの利払いが増えた。


そして、過度な円安によって輸出企業は史上空前の売り上げとなり、経常利益もふえ、株価も上昇。


一方、中小企業は価格転嫁ができず、インボイスも始まり、経営悪化しているところが多い。


さらに過度な円安による物価高は家計を圧迫している。


夕方、スーパーで18:00頃、食料品が安くなり、シールが貼られるのをみてから買う人も多く見受けられる。


では、ドル/円の為替はどこが分かれ道なのか、その分水嶺はどこなのか、政治のリーダーシップが問われる。


日本経済を中長期に見据えた運営が必要だ。