福島原発の処理水を海洋放出するにあたり、IAEAが科学的根拠を出した。
年間の放出量は22兆ベクレルという量だが、WHOの飲料水基準の7分の1に希釈して放出する。
福島原発の事故により、原子炉内に残されて燃料デブリを冷やすための処理水は高度な汚染水として、すでに満杯となっている。
それをALPSを通し、浄水として処理する。
しかし、ALPSを通してもトリチウムを除去できない状態でどれほど希釈すれば良いのかの科学的根拠も示す必要がある。
とりわけ、汚染された処理水ゆえに。
これに対し、中国が過剰に猛反発。
背景には日本が半導体規制をしたことに対する対抗措置。
さらに、台湾の議長が沖縄の与那国島を訪れた際に、中国が戦闘機を24機も活動させたことは、まさに異常な反応。
ここは処理水放出と台湾有事に備えて日本は毅然とした外交力でこの難局を乗り切らなければならない。