日経平均が2万9388円で取引を終えた。


実に1年半ぶりの高値である。


これは各企業の決算が好調であることが反映されたもの。


しかし、手放しで喜んではいられない。


アメリカの債務上限問題がどう展開するかで、下落もありうる。


バイデン大統領と野党・共和党の協議は来週に持ち越され、熾烈な政治的駆け引きが行われている。


投資家は、ほどなく決着するのではとの見方も多い。


しかし、様相が違うのは、来年の大統領選を控えてバイデン大統領とトランプ前大統領との熾烈な争い。


トランプ氏の様々な疑惑やバイデン氏の息子の捜査等が複雑に絡み合っていて、一触即発。


もし、デフォルトになれば、デジタルバンクランで一気に世界的金融不安になる。


ドル円も急速な円高になれば、輸出企業の株価にも黄信号がともり、株価下落を招く。


まさに、アメリカだけでなく、日本も薄氷を踏む日々だ。