岸田総理を襲撃した和歌山の事件から一夜明け、犯人の素性が徐々にわかってきた。
中学の時にいじめにあってから、性格が変わってきたとの報道もある。
しかし、いかなる理由でも暴力で不満を爆発させたり、憂さを晴らしたり、その想いを実現するようなことは許されない。
今回投げつけられたのは、今のところ爆発物と言われているが、SPがとっさにその物体を蹴って、総理に当たらないようにし、かつ防御カバンでプロテクトした映像が流されている。
しかし、SNS上では、それが一般人に向かった、万が一その直後に爆発していたら?との指摘もある。
要人警護は何よりも、まずはその要人を一般に近づけないこと。
安倍総理の時も、至近距離に犯人がいた。
今後は、要人が群衆のなかで演説をやることは、それだけリスクがあることを前提にセットすることだ。
演説する側からすれば、一般大衆に身近に訴えて支持を拡げると考えるのが常だが、安倍総理の事件以来、様相が変わった。
必ず、連鎖反応がある。
最大限の警備警戒態勢で臨むことだ。
そして、まずは演説会場に集まった人々の金属探知機検査やレーダーを使って周辺の異変物のチェック等、現場の事前警備に余念なくする。
二度と過ちは許されない。