岸田総理のウクライナ電撃訪問は、結果として成功でした。


特に、中国の習近平国家主席がモスクワを訪問し、プーチン大統領と首脳会談を行った時に重なったことはまさに適時打といえます。


とりわけ、中国がロシアに対し、武器供与をするといわれ、表向きの一帯一路や和平交渉のためという名目はこの後、明らかになるはずだ。


そのタイミングで、戦地に赴き、ゼレンスキー大統領と会談したことの意義は大きい。


インドに同行したスタッフの一部しか知らされておらず、徹底した情報管理のもとで進めたことが功を奏したといえます。


特に、インドからポーランドへ、そしてウクライナへ移動の間、携帯電話で位置情報を把握されないように、切っていたほどの徹底ぶり。


しかし、本来は電撃的にゼレンスキー大統領と会う瞬間から報道のカメラがまわったならば大成功だったのだが、ポーランドから列車でウクライナのキーフに着いた時から 多くのマスコミがカメラで捉えていたことは今思うとゾッとする。


考えたくはないが、これが敵国の狙撃手だったらと、 、 。


ある意味、マスコミを避けることに関し、そこまでは徹底できないのが現実だが、自衛隊法は海外における要人の警護までできないゆえに、ギリギリの取組だったといえます。


日本には総理大臣は一人しかいないゆえに、万が一は許されない。



今後の外交と要人警護のために、自衛隊法の改正や国益のための情報管理のあり方について、国会はイチャモンをつけるのではなく、生産的な議論をするべきだ。