円ドルが152円目前に政府日銀が再び為替介入を行いました。


それによって、一時一ドル146円をつけ、投機筋は大きな損失を被ったところもあり、少しは円売りが収まる様子。


9月22日に為替介入を行ったのち、さぞかし覆面介入もしているかと考えられます。



一方、今回は10月22日(金)の23:00頃に為替介入が行われたふしがあります。


この時間は米国の外国為替市場が極端に取引が少なくなる時間であり、一つの手法であることはわかります。



しかし、日本の為替介入がこのようなややトリッキーなやり方をすることも含めて今後は米国側も、米国への投機筋も、日本の手法を研究しながらドル買い円売りをする可能性が高まります。



そもそも、年初からの円売りドル買いは11月の中間選挙をメルクマールに進んできた経緯があり、米政府とFRBのスクラムによって、日米金利差が拡がり、円安が加速しています。


米国は現下のインフレを抑えるために利上げを繰り返してきました。


そして、ここで、11月2日の米FOMCの金融政策が注目されます。



さらにその後、インフレがピークアウトするのか、円売りの鈍化が進まないと円安は止まりません。


さらに、マーケットは、日本の財政赤字問題、人口減少問題、そして何よりも経済戦略について抜本策を示さないと円安には歯止めがかかりません。