「習近平の暴発」という著書を読んでみました。


あらためて、毛沢東氏の薫陶を受け、その路線を踏襲する習近平氏の一帯一路戦略は、ユーラシア大陸の中でも、今や台湾、日本に向いています。


この著書のサブタイトル、「台湾はクリミア半島、日本はウクライナ」という衝撃的なフレーズは大げさなことではない。


習近平氏はそう考えていても不思議ではないと著者の石平氏。


そんななか、日本では相変わらず防衛費を増やすことは軍事大国への道との自虐史観にとらわれている部分があります。



世界の軍事費をみても、米国の100兆円、中国の40兆円と比して日本の10兆円(2%になった場合)は少ない。


中国もロシアも核保有国であり、中距離ミサイルでも東京に到達する現実。


当然、日本からの先制攻撃はあり得ません。


しかし、攻撃されたときに日米同盟だけに頼れなくなっている現実に向き合わなければならない。