一ドル122円突破。
世界的な資源不足とウクライナ情勢からくる不安感増大するものの、米国はいち早くコロナ不況から脱却し、物価も賃金も上昇。
それゆえ、FRBは再三にわたる利上げを実施しており、年内また上げると完全に出口戦略に舵を切っています。
一方、日銀の腰はまだ重い。
かねてからの量的緩和策を継続して、国債を買い入れる方策を転換しない模様。
指し値オペを実施して、無制限に国債を買いますよ!と。
これで、日本の物価と賃金が上がってくればよいが、デフレからの脱却はまだまだの感。
それゆえ、マイナス金利政策を転換するにもまだ戸惑いが。
しかし、このまま静止していては、本当に間に合わなくなる。
世界的にみても、ドルは他通貨に対し、ほとんど上がってないのにドル円だけが急騰。
すなわち、円が暴落している。
内外金利差が広がりさらなる円安になる構造。
さらに、日銀がこれまでも大量の国債買い入れをしているのに、指し根オペをするのではないかとの連想がさらに円売りへ。
日銀はただちに利上げに切り替えないと本当に手遅れになる。
当然、その前提として、政府は大胆な経済対策を打つこと。
数十兆規模の対策なくして、景気の足腰は弱いままだ。
日銀はやはり、日銀。
それゆえ、政治の即断が求められる。