政府が佐渡の金山を世界文化遺産として、ユネスコに推薦しました。


最終的に岸田総理が決断をしたわけですが、それまで、紆余曲折を経たのは、党内の保守派の強い要請と党内のリベラル派や外務省とのせめぎ合いの結果でした。


岸田総理は自民党のなかではバリバリの保守派ではなく、宏池会の流れをくむ政治家ゆえ、それはそれで政治信条だと思います。



しかし、党内の流れや空気を掴むこともリーダーとしての必須の条件ともいえます。



それをブレたという人もあるでしょう。



しかし、最後は宰相として決断しなければならない。



このことに限らず、聴く耳により臨機応変に対応するのも岸田流。



それでいて、支持率が安定しているのだから、これも国民の声。



今回の推薦には、外務省の強い反対がありました。



昨年、世界記憶遺産に関して、関係国の同意かなければならないとする制度導入をした経緯もあり、南京事件との兼ね合いで、二重基準と批判されることへの懸念もありました。



しかし、それらも踏まえて岸田総理が決断したことは宰相としての決断であったと思います。


リーダーにもいろいろなリーダーシップがあります。



リーダーとは常に批判にさらされます。



しかし、最後は責任を一手に背負ってたつ、それが真のリーダーシップだと思います。