政府は、福島第一原発の処理水の海洋放出を判断しました。


これまで処理水については、大気へ水蒸気にしての揮発することや地中埋設、海洋放出等、その他様々な処理方法が研究され、検討を重ねてきましたが、政府が最後に海洋放出を判断しました。


全漁連の皆さんが大反対するのは無理のないことです。


しかし、トリチウムは自然界に存在し、水素と同じ成分であり、再来年から30年にわたり、国の基準の40分の1に薄めて徐々に流していくとのことです。


Alpsで除去してもどうしても残ってしまうトリチウムは1リットルに6万ベクレルと言われ、震災前には他の原発の処理水を毎年350兆ベクレル放流してきたことから今回の判断になりました。


現在の処理水は125万トンで、137万トンの全タンクがいっぱいになるのは、来年。


さらに、今後、使用済み燃料やデブリの取り出しがあり、福一の限られた敷地ではたりなくなり、それゆえに処理の仕方が10年間検討されてきました。


気の遠くなるようなことですが、他に方法がなく、仕方ない判断です。


福島県をはじめとする漁業者には半永久、徹底した補償をするべきであり、風評被害を解消するためにやるべきことをすべてやること。



こんな問題を抱えているからこそ、不肖は脱原発の意思はかわりません。