本日のデジタル社会推進本部の初会合。


下村政調会長が本部長となり、甘利税調会長が座長として主導。


そして、このたびデジタル担当大臣に就任した平井大臣をお招きしました。


冒頭の甘利座長からは、世界でITのフロントランナーとして走ってきたのが、いつのまにか国と国、企業と企業、国と自治体、霞が関と霞が関、どれをとってもデジタル化に後れを取ってきたゆえ、この本部が真剣になって平井大臣を支えて実装化していこうとの力強い発言がありました。


また、個別最適・全体不最適のシステムはすべて廃棄するとも。

さらに、DXに関しては、総務省、経産省、財務省等にまたがり、デジタル庁にいかに権限と予算を集中できるかが試金石。


平井大臣からも船を出航させるも、人員も少なく、予算も、根拠法もなく、貨物船どころか、伝馬船であり、皆さんの応援をいただきたいと。


そして、まずはIT基本法の大改正からスタートすることの合意がされました。

出席した衆参議員からそれぞれ闊達な意見や質問がかわされました。




そんななか、不肖私も発言をしました。


今日の会議はキックオフゆえ、基本方針やマクロの話が多いが、今後の分科会等でブレイクダウンしていく際に、量子暗号通信のネットワーク化をしっかり加速すべきと申し上げました。


東芝が事業化を進めるのは、スパコンを超える量子コンピューターでも解読できない量子暗号通信で、これまだの解読不能のいたちごっこに終止符が打たれるとみられます。


ところが、日本は2030年までに量子暗号通信を全国にネットワーク化するとしていますが、中国は2025年までにすべての州にネットワークを張り巡らせるための投資が始まっています。



とりわけドイツや韓国ではすでに量子暗号通信に関して、7兆円も投資がされていて、日本も先を越されないようにするようアクセルを踏むべきと。


東芝には、すでに米英中韓から引き合いがあって、とりわけ韓国が熱心とのこと。


東芝は車谷CEOの改革へのリーダーシップでわずか一年で赤字から黒字になり、今や各分野で世界一の技術を作り出しています。


たとえば、高精度のAI顔認識システムやオンライン授業向けのリアルタイム音声自動システムや高速カウントAI等々。


とりわけ、量子暗号通信の実装化と全国ネットワーク化について、この本部でもしっかりと議論を重ねていきたいと思います。