菅官房長官が総裁選への立候補の会見を行いました。

全国民が注視するなか、圧巻の会見であったと思います。

秋田から集団就職で上京し、段ボール工場にて働きながら大学に進学し、国会議員の秘書になったのがスタート。

まさに叩き上げの無派閥の国会議員がついに総理大臣への挑戦のこの場に立たれました。

7年8ヶ月間、一日も休むことなく、安倍総理を支え、政権の大黒柱として汗をかいてこられた足跡がそのまま会見での迫力として伝わってきました。

私は2003年の初当選以来、菅長官に師事し、一貫して無派閥を貫いてまいりました。

私の両親が秋田県の湯沢の出身で、菅長官の出た湯沢高校の卒業生であったことから、初当選以来、温かいご縁をいただいてまいりました。

そして、党内の部会や議連でもともに行動し、北朝鮮の万景峰号の乗り入れ規制や振り込め詐欺の撲滅対策、そして第一次安倍政権の発足の再チャレンジ議連等、様々な経験をさせていただきました。

私が初当選以来18年間、無派閥を貫き、様々な経験をすることができたのはひとえに菅官房長官のおかげさまです。


人の悪を言わない、自分の言葉で話す、実直なお人柄です。


それが今日の会見でも伝わってきました。


官房長官に就かれてからは、まさに政治主導で様々な改革を進めてこられました。

国家的な仕事をする優秀な官僚も、ややもすると省益を優先する傾向があるなか、省庁間の垣根を取っ払い、改革を進めてこられました。

まさに実行力の人です。

たとえば、ふるさと納税も総務省、財務省、農水省他、全国の自治体からも様々な声がありましたが、成し遂げ、都会にいて生まれ故郷への思いをかたちにすることが可能となり、地方の物品が全国に普及するようになりました。

世界一高いと言われる携帯電話の使用料も減額の道を開きました。

また、二年に一度だった診療報酬改訂を毎年改訂にし、それまで年間3500万円もかかったオプジーボを大幅に減額することにも成功し、どれだけ多くのがん患者が救われたことでしょう。

さらに、2020東京五輪へ向け、今でこそコロナ禍で減っているインバウンドについて、それまでは年間1000万人だったのを3000万人超えを実現しました。


その背景には、ビザ緩和について菅長官のリーダーシップで、外務省、法務省、国交省、観光庁、警察庁の調整をした結果です。

外交、安全保障についても、地球儀を俯瞰して、日本の国益と平和と安全を確保するために常に黒衣として尽力されてきたことは今後、総理になられたらさらに力を発揮されることと思います。


けして派手さはありませんが、政治に休息なしをモットーに頑張ってこられ、まさに集大成が今回の総裁選出馬です。


体調をこわし、退くことになった安倍総理の無念の思いを胸に抱き、今回の総裁選を勝ち抜いて、総理として活躍されることを期待しております。


そのために、一人でも多くの党員党友に菅支持を訴えてまいります。