今日の東京の新規感染者数は295人で、5日連続200人超え。
国内の感染者数は3万人を超えました。
先進国のなかでは、飛び抜けて少ない数ですが、それはあくまでもずばりPCR検査数が少ないからと言わざるを得ません。
無症状陽性者が3割とも言われてますから、PCR検査を受けずに知らずに他人にうつしているケースも相当あるとみます。
NYでは医療従事者や食品提供に携わるエッセンシャルワーカーにすべて無料でPCR検査を実施しています。
それゆえ陽性者が増えた経緯がありますが、実態を知り、隔離し、感染者数を減らすにはもっとも実効性が高いと思います。
さて、各国でワクチン開発が進んでいます。
英アストラゼネカ社や米モデルナ社が先行しているとの報道があります。
日本でも大阪大学がアンジェス社と共同開発を進めており、塩野義製薬のタンパクワクチンも注目されています。
世界の株式市場もどの社のどのワクチンが真っ先に実用化されるのかを刮目してみています。
しかし、ワクチンについては副反応、副作用を心配する人がそれ相応います。
つくるほうも、承認する側もそのあたりの責任や補償となると、慎重にならざるをえませんが、今や80億人になろうとする世界を救うワクチンです。
国としても、補償も含めてとなると、厚生労働省はこれまでもいくつも裁判や補償をしてきた経緯からしてどう判断するのか。
しかも、新たな感染症が出現して、そのワクチン開発には10年も要するのが通常なのをわずか数ヶ月から1年でやろうとしているわけですから、リスクの高さはあるのが現実です。
そのあたりの為政者としてどう判断していくのか、難しい課題がありますが、前進するしかありません。