香港の周庭さんが民主派団体「デモチスト」を離脱しました。

同日、中国の全人代で香港国家安全法制が可決しましたが、そのことによる影響を懸念したものとみられます。

あくまでご本人の決断でしょうから仕方ありませんが、民主化の象徴としての周さんの離脱により、中国と英国が交わした一国二制度が形骸化することになります。


世界の民主主義国家の国民の多くが、ここ数年の周庭さんたちの民主化運動に賛同し、エールを送っていたのですが、その点からすると残念な結果となりましたが、団体に残ることによって身柄を拘束され、その後の運動が展開できなくなることを懸念したとしたら、それはそれで理解できます。


あらためて、その意味で日本の民主主義、自由の価値という理念や体制がいかにありがたいか、香港の皆さんからそのような声が届いています。


われわれは、そのことを噛みしめながら、今なお、世界の国々の平和や自由とかけ離れた状況を改善していく努力を惜しんではなりません。


その意味で、コロナの問題も含めて秋のG7は極めて意味のあるサミットになることでしょう。