経産大臣を拝命して一夜が明けた。


本日、朝一で千葉県市原や袖ケ浦市を視察を決め実行に移した。


決めたと言っても、これまでの一議員と違い、警備の関係や停電の復旧作業をしている現場に迷惑にならないか等々を勘案した結果である。


千葉県を襲った台風15号による停電は、当初より通電数が増えてきたが、今もって29万世帯が停電しているゆえ現場へ向かった。





残暑厳しいなか、クーラーや扇風機がきかない、冷蔵庫の中の腐敗、病院や介護施設の緊急対応等々、停電も四日目を迎え被災者も疲労困憊である。



電力供給は一元的には電力会社である東京電力だが、電力を所管する役所として経産省が果たす役割と責任がある。


市原市では鉄塔が倒壊したり、電柱が横倒れになる、さらには木々が倒れ電線を切るなどといった被害が散見された。



そこで昨日の総理官邸での閣僚会見でも発したが、経産大臣として自衛隊の協力を要請した結果、本日朝から被災地に自衛官が派遣され、倒壊した電柱の改修や木々を撤去など緊急対応に力発揮してくれている。


やはり、プロの集団であることを目の当たりにした。


そして、物資が足りないところがまだまだあるが、経産省としても他省庁と連携し、即刻万全を期すようにした。


明日、省内でも対策チームを立ち上げ、残りの停電対処の急ピッチで加速させ、電柱の風速における強度や耐震性の点検やその後の対策を検討していきたい。