韓国が日本の輸出管理制度が輸出管理レジームの基本原則に則ってないとのロジックで、輸出管理規制を強化すると発表。
しかし、WTOの協定内容からみても、どこが輸出管理規制の基本原則に則ってないのか、まったく意味不明である。
日本が韓国をホワイト国から外したのは、あくまでフッ化水素等の輸出品目が韓国から他国へ行き渡り、それが大量破壊兵器の製造につながる懸念が生じた時点で、安全保障上問題があるとして輸出管理を厳格化したもの。
ところが、韓国から日本へ輸入されているものは、ガソリンなどの石油製品や鉄鉱石等であり、安全保障上の問題はなく、あくまで韓国の今回の措置は報復措置とみられても不思議はない。
とすれば、それこそ韓国こそWTO協定違反に抵触する可能性があるかもしれず、細部のチェックをすべきである。
それにしても、背に腹は代えられないのか、韓国側の日本へのホワイト国外しは韓国メーカーの半導体部品については、対象としていない点。
日本の財務省、外務省、経産省はこぞって今般の韓国側の措置に関して毅然として臨むべきである。