米朝会談が決裂した。
予想はしていたものの、残念だ。
北朝鮮が完全な非核化をやらないことに対し、トランプ大統領が一回目の会談と話が違うと抗議。
さらに金委員長は経済制裁の完全な解除を求め、それをトランプ大統領は拒否。
当然のことだ。
しかし、大事なことは今後もいつやるかも含めて関係を途絶えさせないこと。
その中で、トランプ大統領から北朝鮮の拉致問題について言及があり、会談後、安倍総理に電話があった。
二人の関係が深いことがあらためてわかる。
拉致問題解決への糸口になると期待があった。
しかし、相手は北朝鮮だ。
粘り強く、頂上会談にもっていく術を模索しなければならない。
果たして、またミサイルや核実験をやるのか。
経済制裁は相当効いているはずだ。
しかし、ロシアや中国や中東の国々が後ろでバックアップすることも考えられる。
INF交渉で米ロの関係が悪化し、米中貿易摩擦に改善の兆しがあるものの、依然厳しい。
日ロも北方領土問題をめぐり熾烈な外交展開がされている。
中国は日本にすり寄ってきているが、急に接近することの危うさも抱かなければならない。
それでも日本のプレゼンスは確実に高まっている。