この度の改造で新内閣がスタートし、副大臣、政務官が決まった。


副大臣には女性議員が5名就任し、話題となっているが、まだ少ない。


しかし、女性議員の数そのもが少ないゆえでもかる。


自民党も国も地方ももっと積極的に女性議員が誕生するシステムを構築しなければ国民の声を広く吸収し、代弁しているとはいえないという指摘にどう応えていくか。


そんななか、衆議院の議院運営委員会の委員長に高市早苗元総務大臣が就任した。


高市議員は、すでに党の政調会長も経験され、マルチに活躍してきた女性議員である。


議院運営委員会は、国会運営のまさに要であり、本会議の開催決定や各委員会における法案のつるしを降ろすかどうかの決定をする場であり、すべての常任委員会、特別委員会の調整にも携わり、いわゆる議運と呼ばれる。


その委員長にはこれまでも大臣経験者でかつ重厚な方が就任してきたが、女性の議運委員長は初めてかもしれない。


一方、予算委員会の委員長に野田聖子前総務大臣が就くことになった。


39歳で郵政大臣をつとめ、その後も要職に就き、その発信力は各方面に及ぶ野田議員がこの臨時国会の予算委員会の雛壇からリーダーシップを発揮することに大いに期待したい。


このように衆議院の国会運営の二つの要職に女性議員が就任することになり、話題を呼ぶものとみられ、ダイバシティ社会を標榜していく一環となろう。