午前3:08、北海道地震が発生した。


自然災害の怖さは、その瞬間までの安全や生活環境がいかにもろいものであるかを痛感することとなった。


亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げる次第である。


北海道全域で295万戸が停電。


苫東厚真火力発電所は完全に停止し、全面復旧に一週間との見込み。


水力と他の火力を稼働させ、さらに本州から電源を引く態勢をとっている。


世耕経産大臣のリーダーシップで果敢に進め、徐々に電気がつき始めているが、今後の対策は一刻でも速く、電気が通じるよう取り組む。


電気もガスも水道もすべてライフラインが停まっている。


現地の友人から悲痛な声が届き、とりわけ携帯電話の充電ができないと。


NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクそれぞれが応急手当を進めているが、まさに命綱である。


自衛隊も発災直後の3:09に立ち上がった対策本部で安倍総理から「事態は一刻を争う」との判断で、即時に4000名が派遣され、さらに2万5000名に増員する。


厚真町で今なお安否不明者がいらっしゃる。


自衛隊、警察、消防、消防団の活動が刮目される。


さらにまだ暑いゆえに各避難所の衛生管理に万全を期すことだ。


このような情況下、明日からの自民党総裁選は届出はするものの、72時間対応で、7日から3日間活動を自粛することになった。


人命第一で復旧を急ぐことと同時に二次被害を拡大させないこと、そして、万が一さらなる地震の発生に最大限の対策を準備することだ。


今、発災20時間経つも停電のところが多い。


政府も党もまさに一刻を争って対応することだ。