ベトナムの視察はやはり百聞は一見にしかずを体感した。
人口9370万人、GDP2350億円、成長率6.8%、ぶれない対中政策。
今年は日越友好45周年の年。
共産党の一党独裁だが、国民の65%が戦後生まれで、共産党政権への疑念をもつ。
汚職の蔓延、非効率な統治体制、大気汚染等々、ここ10年で最もアジアで成長した国ではあるが、行政改革や財政改革への取り組みが求められており、議員団とのやりとりでも質問が飛んだ。
天皇皇后両陛下も、ベトナムに何度となく、訪問をされていらっしゃる。
安倍総理も過去2回訪越。
今回の話題の一つに、技能実習制度をつかった外国人実習生をベトナムから何人も招聘することが決まった。
滞在期間も3年から5年、さらにケースによっては10年と。
しかし、不法滞在外国人の内訳をみると、ベトナム人が一番多く、中国人を引き離している。
どんなに親日国であっても、法は法。
やはり、ここは日本!
法は守るためにある。
しかし、その外国人の不法滞留や失踪者の実態をみると、母国で技能実習制度を使おうとすると、そこで外国へ斡旋する業者が手数料をとられ、相手国の業者とその斡旋業者がつるんで外国に行ってからもさらに安い給料からピンハネされ、結果としてやっていけなくなり、疾走したり、窃盗などの犯罪に手を染める結果となる。
そのような悪徳業者は徹底して取り調べ、厳罰を科さないと国と国の信頼関係にまでひびが入ることにもなる。
あらゆる手立てを打つ。