トランプ流dealが功を奏しつつある。


もちろん油断大敵。


しかし、トランプ大統領が6.12会談の延期を示唆してからの金正恩の焦りは目に見えて分かり易い。


それだけ経済制裁が効いていることの証左であり、千載一遇のチャンスととらえているとみた。


南北首脳会談後のすでに既定路線だった米韓軍事演習をあれだけ非難し、南北閣僚会合を中止したわりには、金正恩は昨日の会談で文在寅大統領にあれだけのハグをしてみせた。


中国がバックにいることが米国の逆鱗に触れていることにも細心の配慮をみせた恰好だ。


このタイミングの安倍総理の訪ロは時宜を得たもので、北朝鮮と親交の深いプーチン大統領にして非核化と拉致問題についての共同声明を出せたのは必ず効いてくる。


そして、文在寅大統領が米朝会談を成功させ、米朝韓会談をやろうと発した。


日本の出方はいかにあるべきか。


非核化のロジをしっかり見定めて、豊渓里の核実験場の破壊だけでなく、国内の各地のIAEAの査察の受け入れ、部品を含む国外移送、短距離を含むすべてのミサイルの廃棄、大量破壊兵器の廃棄等を実行してこそはじめて体制保証と経済支援をすることが肝要だ。


明日の予算委員会でもこの点は党として質していくことになろう。