厚生労働委員会において、野党側から与党が審議を勝手に進めたのだから野党の分の審議時間を返してほしいとの発言があった。
さすがにこれには国民的にもおかしいとの声が集まっている。
連休を挟んで18日間審議拒否をしてきた野党。
財務大臣が辞任しなければ出ない。
柳瀬氏を証人喚問しなければ出ない。
しかし、ともにそれらは実現することなく、大島議長に裁定してほしいと要請したかたちで審議に復帰した野党。
しかも、連休中に親や後援会からそろそろ出るべきだ、国民民主党は今後、審議拒否はしないと。
確かに、政権や与党に対して、抗議の意味での審議拒否は一定程度ならあり得よう。
しかし、起き上がる際に、議長に起こしてもらうかたちをとって、突きつけた条件を何も成就することなく出てきたのは大人の対応としても、審議時間を返せ、はいただけない。
国際情勢は時々刻々と動いている。
国会で今、審議することは何か。
この週末の世論調査を刮目したい。