安倍総理とトランプ大統領の日米首脳会談が行われている。
国内には課題山積しているが、外交は停められない。
また、停めてはならない。
一回目の会談直後、トランプ大統領はツイッターで、ポンペオCIA長官がすでに北朝鮮の金正恩氏と会ったことをあきらかにし、米朝首脳会談においても、拉致問題を取り上げることを公言。
これで日朝首脳会談の地ならしとなる。
ここまでは相当な外交力の結果であり、安倍トランプの蜜月関係のなす業だ。
一方、衆参の議院運営委員会で、野党は麻生財務大臣のG20出席に反対した。
福田次官が辞表を提出し、財務省文書書き換え問題調査等があり、そのトップの言動に注文を付けるのは考えられなくないが、国益に資する国際会議であるG20の出席を認めないとはあんまりだ。
もちろん、全会一致でなくとも強制力はないゆえ、政府の判断で行くことを決断した。
TPP、日米FTA、米中貿易摩擦等、難問山積の中で、日本の金融財政の責任者の発言は重い。
政務として、これらの課題の責任を果たすことは当然だが、政局で国益を損ねることだけは避けなければならない。