5月にも米朝会談が行われる様相となり、両国とも準備に当たっている。
今回の平昌オリンピックを機に起きたことだが、北朝鮮の核開発をやめさせ、ミサイル発射を食い止める最大のチャンスだ。
これまで、日本のリーダーシップによって国際社会で経済制裁を施してきたことが実りつつある。
しかし、実現まで過度な期待は禁物だ。
さて、場所は板門店とも言われているが、果たしてトランプ大統領が出向くか。
場所を日本でやったらどうだろうか。
そして、心配なのはドタキャンだ。
今回は韓国を介して急浮上した米朝会談であるが、準備に準備を重ねて結局行われなかったことがこれまでもある。
トランプ大統領に最もアドバイスができる安倍総理が北朝鮮の手の内をサジェストすることも必要だ。
そんななかで米ティラーソン国務長官を解任したトランプ大統領。
北朝鮮に対してやや鷹揚なスタンスであったことが、その理由か。
それは、もともと同氏は石油開発会社のCEOで、ロシアと合弁会社を展開してきた親露派であり、融和的なスタンスであることは予測できたはず。
しかし、このように主要閣僚が変わることは他山の石としなければならない。
国内では、財務省の決裁文書書き換え問題の渦中にあるが、早く明快な決着をつける時だ。
キングオブミニストリーといわれてきた財務省が、それをやっちゃあおしめえよ、という段に来ている。
国民世論を注視することだ。
そして、今、何にプライオリティを置くのか。
もちろん、双方だ。