本日、フジテレビのバイキングという番組で日曜日の収録した活動風景が放映された。


国会議員は当選してはじめて国会において、国民に代わって議することができる。


つまり、国会議員として国会で議員活動をするために、地元の政治活動や選挙活動を怠らない、これが基本だ。


そして、勝つためには地元をまわり、国民の真の声を聴くことだ。


後援会の皆さんのなかには、区議に挑戦する前から親父代わりの方が何人かいらして、時には厳しく、時には涙して励まして下さり、ご指導を賜ってきた。


この27年間、本当に鍛えていただいた。


サラリーマンから徒手空拳で区議に挑戦し、6727票をいただき、初当選。


当時の練馬区の人口は50万人で、現在の72万で計算すると1万票近い票だ。


そこがスタートだった。


あれから27年間。


当時の盆踊りは全部で10ヶ所、都議の時は30ヶ所、衆議院議員としては60にも及ぶ。


毎年の新年会は700ヶ所だ。


12万~15万という票をいただくためには、マスは増える。


31歳の区議の時に実家が倒産した。


自宅を失い、すべてを失い、数億の借金を背負った。


しかし、命だけはあった。


その経験があるから、国会初当選後、議論を重ね、包括根保証を廃止した。


例えば、1000万の借金の保証人になって、その相手が破産したりすると、その人の借金すべてを根こそぎ保証しなければならなかった。


その制度をなくした。


そして、これらの経験があるからこそ、中小零細企業の経営者の資金繰りの苦しみやサラリーマン世帯の子育てや教育、介護、住宅ローンや家賃など金の苦労はささやかながらわかる。


国会でいくら良い質問や発言をしても、毎回テレビ中継があるわけでもなく、衆議院TVやインターネットで検索しなければ選挙区の皆さんには伝わらない。

(よほどの支援者か政治に関心のある人しか端末やスマホのキーボードを叩かないのが現実)


だから、SNSを更新し、刷物を刷り、地元に配る。


そして、街にでる。


そしてマイクを持ち訴える。


さらに、街に出て、あらゆるイベントに顔を出し、死にものぐるいでまわりながら、市井の声を吸収する。


それが、国会での質問のダイナモになり、精緻な議論のエキスとなる。


どんなに新聞やインターネット情報、国会図書館や役所の資料を読み込んでも、国民の生の声のなかに羅針盤がある。


なぜか?


盆踊りも新年会も、その会場には自分の支持者だけでなく、ライバル陣営や敵方がいて、国民全体の生の声や反応が皮膚感覚でわかるからである。


良いことばかりでない。


それを体感した27年だからこそ、今がある。


予算委員会での質問も国民に代わって議するサムライだから、代議士だ。


ろくろく勉強もしていないコメンテーターが何もわからず、視聴率目当てで、政権や国会議員を叩けばいいとの発想で当てずっぽうのことを言っていたが、これも国民の声だとすると、あえて甘んじて受けよう。


しかし、もっと研鑽を積んでほしい。


常に人と人は立場を超えてもイーブンでなければならない。


しかも、子どもたちとのラジオ体操が洗脳だとのコメントには驚いた。


これは、強く抗議をしなければならない。


密着取材させてほしいとのオファーから受けたのに、他の議員の行動が撮れなかったからなのか、真摯に地元の方と向き合い、何年も同じく活動しているのに、これでは支持者にも申し訳が立たない。


これでは、情報操作や印象操作と呼ばれても仕方あるまい。


きちんと抗議していく。


明日も、駅に立つ。


国会が閉会中だから普段よりも地元にはりつくことができる。