民進党の長島衆議院議員が離党することを公表した。


保守派の論客であり、ブレない姿勢は民主党、民進党だが東京の難しい選挙を勝ち抜いてきた原動力でもあろう。


同選挙区には二期生の小田原衆議院議員が頑張っており、安全保障、金融に強い政策通で、自民党の小選挙区における公認は同氏の他にはない。


さらには、長島氏自身、前回は比例での当選ゆえ、会期中は党派や会派を移ることも不可能だ。


そんななか、長島氏が離党した理由の一つに民進党の共産党との連携があるという。


いわば、民共政権を目指す民進党に見切りをつけたのかもしれない。


明快な政治行動だ。


今の北朝鮮ミサイル核問題や尖閣諸島をはじめ東シナ海情勢、北方領土問題、そして各地で起きるテロを考えると、日米安保廃棄、自衛隊解消を掲げ、天皇制に反対をしている共産党との民共政権をつくろうとしていること自体、ありえない。


日本をまもるために、今何が必要なのかは自明だ。


主義主張をねじ曲げてまで選挙互助会をつくる輩に日本の未来は託せない。


長島氏はその意味で、極めて保守としての筋を通す行動をとったわけで、まさに同氏の議である。


政治家は苦しくても、辛くても己の信念に基づく言動がのちのち評価される。


選挙のために、政党をころころ変えたり、手練手管を使うことだけに終始することは、たとえ議席を得ても議はない。


都議選もからんだ今回の離党という側面もあろうが、刮目していきたい。