衆参で証人喚問が行われた。


これまでロッキード事件やリクルート事件、佐川急便、耐震偽装、AIJと証人喚問が行われ、あらためてその重さをうかがわせる。


森友学園の籠池氏は安倍総理夫人の昭恵さんから100万円の寄付をもらったと主張したが、明らかに食い違いがある。


籠池氏がその場にいたのは本人と籠池夫人、昭恵さん、その随行者と。


しかし、今夕昭恵夫人が出した身上書では、会った場所も同席した人物が二人いることも渡した事実も違う。


そして、件の振替用紙の控えの文字もなぜホワイトで消したのか、森友学園と書いた上に、安倍晋三と書いてあるのか?匿名と普通書くか?匿名なら名前も書かないのでは?


そして、寄付を募る際に安倍晋三小学院としたことについて、総理本人に名前を使うことを断らなかったとも自ら証言した。


しかも、5ヶ月のわずか一瞬しか使っていないと言いながら、少なくとも一年半はその名前で寄付を募っていることの事実が判明した。


明らかに詐欺的行為だ。


そして、学校を建てる建設費も三つの契約見積もりの存在が今回の事件の肝である。


税金の詐取が疑われる。


天皇国日本と繰り返し発していたが、その保守を語る人物が、天皇制に反対している共産党議員と並んでカメラの前に現れたのは滑稽にもみえてくる。


野党議員だけを自宅に入れて、建設や寄付に着いてのについての請願したかもしれないことがその後の外務委員会での民進党の質問などからもみてとれる。


学歴詐称や正式許可を取らずに中高一貫校への推薦枠があることを募集要項に掲載したり、天皇陛下が塚本幼稚園に行幸されたとホームページに掲載してのは自分ではないと。


三つの見積もりなど肝心のことを聴くと、刑事訴追のおそれがあるから答弁拒否する姿勢はどうなのか。


政治家への口利きはしていないと言っていたのが、急に数名の名前を出したり、自分は直接手を下していないと言ったり、財務局に何度も陳情したとか、発言の変遷は良く検証しなければならない。


予算委員会理事としてきっちり探究していく。