本日の予算委員会の地方公聴会を終え帰りの機内。


沖縄への日帰りは珍しいが、明日からまた委員会ゆえ、今日のうちに帰らなければならない。


しかし、実に有意義な地方公聴会であった。


到着して即、航空自衛隊の那覇基地へ。


南西混成団は国土の南3分の1をカバーしている。


尖閣諸島における中国船の航行や軍用機が通過する事案に急発進して相手の動きを注視する任務の内容について。


また、F15の操縦を20メートルの眼前で視察。


普段、陸上自衛隊の練馬駐屯地に赴くことが多いが、あらためて、自衛官が常に危険を顧みず、日本と世界の平和と安全のために任務を遂行しているかを目の当たりにした。



その後、那覇市内のホテルへ移り、地方公聴会。


宜野湾市長、大学教授、商工会議所会頭という方々が陳述人として意見を開陳してくれた。


そこに各党の代表が質問。


様々な意見があり、質疑が交わされ、たいへん参考になった。


普天間基地の移設については陳述人から意見が分かれたが、SACCO以来21年の年月が経ち、宜野湾の市民の生活と安全を考えれば、早く辺野古への移設を進めなければならないことを再認識した。


また、沖縄のロケーションは日本の最南端だが、アジアでみれば中心に位置し、これからアジアの貿易のターミナルとなることも再確認した。


那覇空港の拡張が沖縄経済に資することや、現在800万人の訪沖が、1000万人突破を目指し、1500万人も夢ではないことなどの期待感も現地ならではの生の声だ。


先般の日米首脳会談や国防長官との会談で、日米安保の5条を適用するとの確認がなされたが、実際にどのようなケースにどのようなことができるのかもよく検証することが大切だ。


明日以降の審議の参考になる有意義な地方公聴会だった。