今日は予算委員会二日目。


一日中、野党の質問の日。


予算委員会の慣例で、与野党の質問時間は概ね2対8となっている。


すなわち、少数野党の意見を十二分に聴こうとのスタンスだ。


しかし、自民党が300人近い衆議院議員がいて、民進党は70人なのになぜだ!?との意見も強く、先日の理事会でも私は強く意見を呈した。


しかも、野党議員の質問は総じて、自分や自党のPRに終始した感がある。


トランプ大統領の通商政策や通貨安発言を批判し、安倍総理のスタンスを質すのだが、それらをどう打開するかは策なし。


しかも、提言型と良いながら、安倍総理にトランプ会談でどう迫るかを問うのみ。



野党とすれば、わからなくはないが、通商政策はバイかマルチかと聴いたところで、そんな二極論で論ずる局面ではない。


しかも、トランプ大統領の公式な政策はまだ正式に発表されていないゆえ、こちらからどうこう発信するのは得策でない。


あくまでも10日の安倍トランプ会談に委ねるしかない。


この予算委員会の様子もすべてホワイトハウスはみている。


さて、明日、米国の国防長官、マティス氏が初来日。


日米同盟の確認とアジアの安全保障について総理とも会談するのだが、マティス国防長官が最初の訪問国を日本と韓国にしたことは、意義があり、トランプ政権になっても、アジア圏の安全保障を重要視していることの証左だ。


その意味でも、昨年安倍総理がトランプ大統領に会い、先週電話会談したことは繋がっている。