第3次補正予算が衆議院を通過した。




昨年の熊本をはじめとする被災地の復旧復興とアジアを中心に厳しくなる安全保障上の課題解決のための自衛隊のミサイル防衛の強化策が中心の補正だ。


野党は1.7兆円の減収をことさら批判したが、急激な円高はマーケットが決める為替の性質ゆえ特効薬はない。


もちろん、プライマリーバランスの悪化は真剣な手立てを打たなければならない。


しかし、ここでトランプ大統領の保護主義満載の通商政策を考えれば、日本が当面懐を深く事に当たらなければならない。


TPPが現実的に難しくなった今、だからといって自由貿易の旗をおろすほうが世界の信用を失いかねない。


来週は本予算の審議に入る。


あらゆる角度から安全保障や通商政策を議論し、これまでの常識が通じない国際情勢にどう伍していくか、真っ正面から取り組んでいく。