昨年の春に起きた熊本地震は九州にも地震が起きることを知らしめ、多くの被害を出した。


私は区議の時代に、阪神淡路大震災は7日後、東日本大震災は6日後、現地を訪れた。


熊本は発災8日後だったが、早実の後輩の工藤大介君からSOSが。


友人の故郷が被災し、何とか助けてほしいと。


その友人が東大の研修医だった岡崎幸治さん。


当時、研修先の上司に許しを得て、生まれ故郷の熊本に戻り、復旧作業に全力をあげていた。


市内は即応体制のなかで復旧が進むものの、一番被害が甚大だった益城町の救助に不眠不休で当たっていたのが岡崎さん。


その岡崎さんに案内されて、益城町のさらに奥の農業地帯である平田地区を歩き、被害の大きさに呆然とした。


家屋が倒れ、農業用水が完全に断水し、こらから米の作付という時だ。


そして、各避難所の実態もみてまわった。


簡易式のトイレがもう満杯で衛生的にも厳しく、昼夜を問わず車のなかで過ごす避難者の数の多さに驚愕。


その現場をみた。


そして、東京に戻り、内閣府の災害担当や農水省の農業用水の担当に話をし、さらに災害対策本部の会議で発言を繰り返した。


避難所のエアコンの必要性を痛感したのもこの時だ。

やはり、国会議員に大切なのは現場。


新潟の糸魚川の大火は、本来個人の不始末から起きたが、強風による自然災害と指定され、復旧に道筋をつけた。


そして、熊本地震から約7ヶ月後、当の平田地区には仮設住宅が。






そして、農業が再開された。


政治って何か。


政治家ってなんだ?


その問いに答えるすべてが私が国会議員としての役目だ。