新年にあたり、新聞、テレビ、ネットをこれだけ落ち着いてみれる日はない。


大手企業の経営者や経済評論家は日経平均が2万1000円と予測した人が多いが、そんなに甘くないだろう。


トランプ相場はあくまで期待値が大きすぎる。


大胆な減税政策と大型公共投資が米国の株高を誘導して、NYダウを引き上げる。


この背景には、トランプだけでなく、米議院の上下院ともに共和党が多数を占めたことも要因だ。


しかし、国務長官に親ロ派のを充てることは共和党内でも反発があり、すべてはこれからだ。 


今のところ、ドルがさらに高くなり、円安に向かう。


確かに、セオリー通りならその通りだが、そういかないのが証券業界であり、マーケットだ。


特に、日本の株式の投資家は6割が外国人投資家であり、動きが速い。


日本は強い経済を目指し、何よりも構造改革を強く押し進め、2~3年は成果か出なくても堪え忍ぶ寛容さが必要だ。


正月は少し机上の分析や議論が必須だが、それでも普段があまりにもそれら冷静な分析が少ないため、貴重な時間である。