こんばんは〜
カニ蔵です
気づけば8月も明日で終わり
今年は暑すぎて夏を満喫できなかった
まだまだ続く残暑ですが、
夏の終わりに少しでも夏らしさを楽しめたらと思っています。
さて。
先日、私の推しの能楽師・武田ファミリーのお能「能尚会」の事前講習に行ってきました。
武田ファミリー(親子3代)がシテを務めるお能の会には、事前講座があるので、日にちが合えば受講するようにしています
何故かというと・・・
わかりやすい説明はもちろんの事、
講座用のお手製の小冊子が凄いんです
表紙の絵は、お母様が書いてらっしゃって、絵の中に誰がシテや小方なのかわかるようになっています。
今回の演目は「遊行柳」と「船弁慶」なのですが、
遊行柳はお父さん⇒お地蔵さま
船弁慶はお兄さんとその子供⇒ウサギと鳥
で描かれています。
(お父さん以外はそれぞれの干支を擬人化した絵に)
文章は、主に弟さんが書いていらっしゃるのですが、解説や詞章の他に、時代背景や、
舞台になった場所を弟さん訪れる旅レポがあったり、読み物としても充実している小冊子なんです
(船弁慶はなんと!40ページもありました!)。
お兄さんとお父さんは監修を担当。
会場に着いたら、見やすい席を確保
遊行柳の装束と面
能面
左☆阿古父尉(あこぶじょう) 前シテ
右☆皺尉 後シテ
どちらも似たような面だけど・・・・。
阿古父尉の方が頬が隆起してるかな。
それと皺尉の方がシワシワ。
目の形も違います。
舞台でどんな感じに見えるのか楽しみ
「遊行柳」は上演時間が2時間もあるらしく、
「前日は13時間くらい睡眠を取ってくださいね〜。母のように途中で心の目で見ることもありですよ〜。」と。
能楽師の奥さんでも、あちらの世界に行くこともあるんですね。ちょっと親近感が湧きました。
(観劇中にウトッとしてしまうのを、私は「あちらの世界に行く」って言っているのですが、「目を閉じて心の眼で観ている」というのも良い表現)
スタッフの方が説明用の展示衣装を交換。
今日はお兄さんのお子さんも一緒にお勉強。
船弁慶の装束
能面
前シテ・静御前なので女面。
若女・孫次郎・節木増(ふしきぞう)
どれがどれだかメモ撮り忘れてしまいました
まだどの面にするか悩み中だそうで、当日の楽しみに。
後シテ・平知盛 妖士(あやかし)
目が菱形で白目が金色で、鋭くも苦悩に満ちた表情にも見えます。
可愛い息子さんをパチリ
舞台上や、講座会場で何度も会っているので、親戚のおばちゃん気分になっちゃっています
能尚会では船弁慶の小方・義経で出演。
7歳にして、船弁慶の義経役は何回か経験済みなんですって
見どころをたくさん教えて頂いたので、たっぷり睡眠をとって会の当日を迎えたいと思いまーす
この日のわたし
小千谷縮
後ろ姿
科布の名古屋帯。
帯周り
帯締めを目立つ色にして主張気味にするのが好きなんだけど、この日はあえて同系色にして見ました。
これはこれでシックで、帯留めが主役になってなかなか良いかも〜
今日もお読みいただき
ありがとうございました
葉月