こんばんは〜
カニ蔵です
1月も終わる頃、アヤンティーヌから、
「紙切り芸の林家正楽師匠が亡くなったの。すごく哀しい」
とメールが来ました。
アヤンは落語大好き人間で、寄席や推しの落語家さんの会とかで正楽師匠をお見かけする機会も多かったみたいだから、喪失感もひとしおなんだろうなぁ。
『お客様からのどんなご注文にもお応えいたします〜。さあ、何を切りましょう?』
と客席に問いかけて、おしゃべりしながら体をユラユラと動かして、ニコニコとあっという間に作品を切り上げていく正楽師匠。
ちょっと変なお題にも必ず答えてくださって。
私達も、以前3人で行った落語会で、
『ゾウとカニ』を切ってもらいました
本当は、時事ネタや古典芸能、季節の風物詩などをテーマに御願いするのがスマートとされているみたいなのですが、
ちょうどこのブログを始めたばかりの頃だったので、思い切ってリクエストしたのでした。
我が家の玄関に飾ってあります。
師匠ありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
そんなこんなで、
今年もあっという間に過ぎていった1月でしたが、
草彅剛主演の「シラの恋文」の舞台をゾウと観てきました〜。
(あゾウとのツーショット撮り忘れた
毎度のことながら、専属カメラマンがいない日はどうしても忘れがち)
「シラノ・ド・ベルジュラック」に着想を得たというオリジナル戯曲によるシス・カンパニーの公演。
輪廻の恋がテーマとなる会話劇で、場面が過去になったり現在になったり、よく考えないとすぐには理解が追い付かなくて、正直私にはちょっと難しかったかなぁ〜
つよぽんのギター弾き語りもあったりして、そこはかなり嬉しかったです
実は、
2日開けてもう一度、今度は友人とまたまた舞台を鑑賞。
2回目だけあって、前回わからなかった部分が腑に落ちてきたり、細部の演出にも目を向けることができて、私なりにですが、今度はかなり理解できました〜
1回目の日のわたし
お召
後姿
お太鼓にいるのは鳳凰。
帯周り
鳳凰からの鳥つながりで、ululuさんの漆の帯留め。
2回目の日のわたし
士乎路紬
後姿
帯周り
そして、
この日は、畳表の草履を初下ろし
(酷い外反母趾なので足の形は見なかったことにしてください〜)
昨年、大阪の「はきもの・ちぐさ」の東京での催事に行った時のこと。
「来年からは畳表の草履は値上げになるんや〜。欲しいなら今買っときやー」
とおっちゃんに言われ、
「よっしゃー、買う」
と。
そこで、白の畳表とカラス表で悩んでいたら
「そりゃどっちもええ感じやし悩むよなぁ〜。カラス表は粋でカッコイイしなぁ〜。けど白の畳表の方がええで〜。」
「なんでぇ〜?」
「白は鼻緒次第で礼装にも使えるんやでぇ〜。花嫁はんも履きよるでぇ〜」
「へぇーそーなんだぁ〜」
「カラス表は竹の皮を茶色に染めてるんやけど、染の加工が入った分、ささくれたり、剥げたりする場合もあるでぇ〜(歩き方やお手入れ、保管の仕方にもよるそうです)」
多分、多分、こんな会話をしたような
(あ、関西弁もあやふやです、すみません)
おっちゃんのアドバイスを受けて、歩き方が下手っぴーな私は白い畳表を選びました
(そのあと、鼻緒をどれにするかもかなり悩みに悩んで、決めるのにものすごく時間かかっちゃいました)
初下ろしした感想
畳表って滑るんです!
(もしかしたら足袋にもよるのかも?というか歩き方に寄るのかもしれないけど)
いつもはカレンブロッソや低反発の草履ばかりなので、慣れるのに時間がかかりました
そーいえば。おっちゃんが
「雨の日と裸足で履いたらあかんで〜。」
と言ってたなぁ〜
とにかく畳表の天敵は水。
汚れたからと、水に濡らして絞った布でふく、というのもだめだそうです。
だからといって、乾燥剤などを入れて保管するのもNGだそう。
乾燥しすぎると竹皮の腰が無くなり割れや切れる原因になるからと。
おっちゃんの助言をしっかりと守り、大事にしながら沢山履こうと思います
今日もお読みいただき
ありがとうございました