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ボクの奥さん

ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

今回は、我が家の購読紙の読者投書欄で特集されていた「コンサートの『お作法』」です

きっかけは、ある音楽高校生が小学6年生の時に

ピアノ演奏に感動して頭上で拍手したのを注意されたことから

「お作法」に疑問を投げかける投稿を(我が家が購読する前に)したことらしく

「ルールは誰のため、何のため?」を考えてみませんか?…となった模様


40代・会社員の女性は…「コンサートが好きで、年間60公演ほど観賞する

クラシック、ポップス、バンド、アイドルと様々だ

作法に詳しいかと言えば、実際は心配が尽きない

バンドやアイドルなど固定ファンが多い現場には、観客が作った『暗黙のルール』がありがちだ


一応予習して参加するし、それ以外でも、周囲の視界を遮らないため

座る場合は背もたれから背を離さないなど、耳にする作法に気をつけてはいる

ただ、何か言いたげな視線を浴びせられ不安になることもある」そうで

「主に開演前のアナウンスで一般的な注意事項が伝えられるが

ザワザワした中で効果的とは言い難い」ので


「映画館のマナームービーのように、開演後に全員が判りやすく見られ

ルールを共有できる仕組みがあるといい

尊重すべきは主催者側の思いなのだから」と記されているんだけど


奥さんは、初期のビルボードツアーやコロナ禍でのライブで

ビルボード側の強い要請に従いスタンディングを諦めたところ、甲斐さんからお叱りを受け

「ビルボード側の言う通りにしないと

もうここでのライブが出来なくなるかも?と思ったのに…

だったら、甲斐さんからビルボードに言っといてよ!」と不満を洩らしていたことが…(笑)


続いて…「旅行先のカザフスタンでクラシックコンサート」をご覧になった

23歳の会社員の方のご意見…「家族連れなどがゆったりと聴き

演奏後は盛大な拍手と掛け声で讃えていて

音楽を楽しむ様子を心地よく感じました

翻って日本では、教養として『正しく』嗜むべきものと捉える人が多い気がします


一方、歌舞伎座での観劇で、隣の観客が何度も鞄からオペラグラスを出し入れし

更には身を乗り出して、独り言まで言い出した時には、さすがに参りました

集中を削がれ、セリフも入って来ません

自由な観賞態度にも限度があると実感しました


無用に音を立てない、周囲の視界を遮るような大きな動きはしないなど求められるマナーはあるはずです

『お作法』と、こうしたマナーとの違いは

出演者やスタッフへの敬意があるか否かだと考えます

形だけのお作法は時に観客を縛り、敬意に根ざしたマナーは場の空気を守ってくれます」


…と「ごもっとも!」な大人のご意見を述べられていて、大きく頷いた奥さん

その一方で、甲斐さんや甲斐バンドのライブでは「カザフスタンの家族連れ」の如く?(笑)

音楽を楽しむ方がほとんどらしいんだけど

その楽しみ方の基準や、人の楽しみ方に対する許容範囲が人によって違うため

「やっぱり、隣近所は大事!」との思いが強いみたいです(笑)


次は、その隣近所のお話…

「ピアノ演奏の途中で隣の席からカシャッとプラスチックの袋がこすれるような音がしたが

『あっ、やっちゃったな』と思ったくらいで、私の集中が途切れることはなかった

きっとうっかりしたのだろうと受け流せた


だが、演奏が終わった直後、音を出した人のもう一方の隣の人が

『気をつけろよ。変な音出しただろ』と注意した

演奏者の手がまだ、肩まで上がったか上がらないかという時だ

その注意の声で、私が浸っていた感動と余韻は半減してしまった


コンサートの良さは、感動をみんなで共有できるところにあると思う

少しの雑音も許されないなら、家のヘッドホンでCDを聴いていればいいのだ

どのような行為が、みんなで感動を共有することの妨げになるのか

それを考え、配慮することが、コンサートの作法ではないかと思った」とのことですが


例えば、電車の中で騒ぐ子供を、叱る親の声の方がうるさく感じられることはあるし

一方で、その注意をした人はきっと「今日、コンサート中に音出したヤツがいてさ

まったくマナーがなってないよな」などと、周囲の方に話してるんじゃないかと…?(苦笑)


奥さん自身は被害に遇わなかったんだけど

甲斐さんのライブ中に「チャチャ」を入れた観客と、それを注意した人との言い争いが勃発

最初は「よくぞ言ってくれた!」と、注意した人に感謝した周囲の皆さんも

延々と続くバトルにウンザリされたらしい(汗)

ただ、周囲の皆さんはもちろん、注意なさった人もある意味、被害者ですよねぇ…(苦笑)


また、クラシックコンサートではこんなことも…「オーケストラの演奏が終わって

ホールの残響がすーっと消え、指揮者が手を下ろしてひと息つく

さざ波のように広がった拍手が、やがて大きくなり万雷の拍手となる

こんな終わり方が私は好きだ


しかし、多くのコンサートで、最後の1音が終わった瞬間

『ブラボー!』という叫び声が起こる

感極まってというより『自分はこの曲の終わりを正確に知っている』ということを

誇示し合っているようで興醒めだ


一方、こんなこともあった。あるコンサートで、楽章の間で拍手が起こってしまい

演奏者の集中力を乱さないかとヒヤッとした

その時、指揮者は一瞬振り向いて、拍手の方ににこやかに会釈をし、演奏が再開された

クラシックコンサートに不慣れであろう観客の素直な感動への思いやり

同時に心からの感謝も伝わり、とても爽やかだった


演奏中のお喋りは論外だが、休符から始まる曲があるように

音のない部分も音楽の重要な一部だ。会場で求められるのは堅苦しい決まり事ではなく

演奏者と聴衆が一緒に作り出す空間を、大切にする心がけではないだろうか」と投稿者の方


まず、前半の「ブラボー!」の件は

クラシックコンサートに不慣れな我が家には、正直よく判らないんだけど

投稿者の方ご自身が「こんな終わり方が私は好きだ」とおっしゃっているので

「好みの問題」の範疇なのかなあと…?


まあ、奥さんで言えば、甲斐さんが1コーラス歌い終えられるたびに拍手が起こると

「演奏が全部終わってからでよくね?」と思ってしまうのに近いような気が…?(苦笑)

ただ、後半の記述にあるように、それが「素直な感動」からの拍手ならいいんですが

奥さんには、前半の「ブラボー!」にも似た「我も我も」的な感じが「興醒め」らしい(失礼!)


そして、音楽ホールの館長をなさっている方は…

「近年、カーテンコールなどで写真撮影を許可する公演が増えている

SNSでの拡散を期待する主催者側の意図もあるのだろう

確かに、感動をフォロワーと分かち合う楽しさは今の時代ならでは。


しかし、私はカメラを向けるより、精一杯の拍手を送りたい

一斉に響き渡る拍手こそが会場を盛り上げ、演奏者への最高の賛辞になると思うからだ

そもそも、私たちが会場に足を運ぶのは、その場でしか味わえない『生』の魅力に惹かれるからではないか

拍手やスタンディングオベーションを通して会場が一体になる瞬間こそがライブの醍醐味だと思う


能に不慣れな人のため、パンフレットに拍手のタイミングについて記載しているが

外国からのお客さんなど、合間でも素晴らしいと思えば拍手する人はいる

私はそれを間違いとは思わない

音楽に様々な解釈があるように、人それぞれの感動の表し方も色々あるだろう

コンサートは演奏者と裏方と観客が作るもの

客席マナーについても互いに寛容で、気持ち良く感動を分かち合いたいものだ」


…と、まるで「大岡裁き(笑)」みたいな?この問題に対する完璧な回答というか

一期一会、その日、その場所に集われた全ての方が、こういう考え方をなさったら

何も問題は起こらず、それぞれに気持ち良く感動を持ち帰ることが出来るんじゃないかと…?


余談ですが、奥さんが身につまされたのは、60代の男性からの投稿…

「10年ほど前の苦い体験から、コンサートに行くのを躊躇しています

妻と二人、グループサウンズ出身の人気歌手のコンサートに行きました


妻は長年のファン、私は初めてで、多少余裕もできたのでチケットは一番いい席のものです

気兼ねなく見たかったけれど、前が通路の席は取れませんでした

開演するや、心配していたことが起きました

前の席の方が初めから最後までほぼ立ちっぱなし

何故なら、その前の方も立っていて、立たないとステージが見えないのです


かく言う我々も立たざるを得ず、もちろん後ろの席の方も…

観客はほぼ中高年層だったにも関わらずです

歌手は、そんな『盛り上がり』に気持ち良さげにコンサートを終えたものの、我々は疲労困憊でした

ベテランだけに、客席に配慮の一言が欲しかったなあと残念な思いが残りました

立ちっぱなしでは観賞できない人もいると思います」と訴えておられるんだけど


前の方が立とうが立つまいが、甲斐さんがステージに出て来られたら

立ち上がらずにはいられない人間(笑)にとって

こうしたご意見は「耳が痛い(汗)」訳ですが

一方で「心配していた」と書かれているということは

この展開の予測は立てておられたと思われ

当の歌手の方に「配慮の一言」をお求めになるというのは、ちょっと違うような気が…?


もっとも、その一言は「立つな!」ではなく

甲斐さんの「着席勧告」のように「1度座りましょうか?」的なことかも知れませんけど

甲斐さんが「着席勧告」を出されない場合に、自ら着席なさる方もいらっしゃるそうですし

この投稿者の方も、ご自身の体調と相談しつつ楽しまれることは可能なのではないかなあと…?


もう1つ、奥さんが目に留めていたのは、16歳の高校生の方の投稿…

バーチャルユーチューバーのグループに「推し」がいて、ライブにも行かれるそうですが

「当然、ルールが存在します。録音や撮影など明らかな禁止事項の他に

『アーティストの声に大きくかぶさる声出し』

『上に盛った髪形や厚底のブーツなど、後ろの人の視界を塞ぐ服装』の禁止など『暗黙の了解』も…


私はSNS上の声も参考にし、周囲の迷惑にならないよう行動します

だって、推しが作ったライブを壊す訳にいかないから。

『あのグループのファンは民度が低い』と思われたくないのもあります

もちろん盛り上がりは重要だから、正しい『コール&レスポンス』も意識します


ライブはネットでの有料配信もあり、遠征費用も含めれば

実際に参加する場合の半額近くで済みますが、やはり生の高揚感は特別です

初めはルールを間違えても、学びを得て次に生かせばいいと思います」と記されているのを拝読し

「高校生でも、こんなにしっかりしたコがいるんだねぇ」と奥さん


投稿者の方の推しが、どんなグループのどんな方なのかは判らないながら

「こういう風に、グループのことも、そのライブも

大切に思ってくれてるファンがいるなんて知ったら

きっと『すごく幸せだな』と感じると思うよ」と少し羨まし気に申しておりました(笑)