「アフタートーク(ネタバレあり!)」ですが
まずは「CHAPTER1~『リチャード・ジュエル』の魅力を振り返り!」からスタート♪
「えー、まっ、これ…1996年に…アトランタオリンピック直前に
まあ、起きた爆弾テロ事件の映画で…」と甲斐さん
「主役がですね、えー『アイ,トーニャ』…あのー『史上最大のスキャンダル』
トーニャ・ハーディング、ね?えーと、フィギュアスケートですね」と話された辺りで
「『アイ,トーニャ~史上最大のスキャンダル』
制作:2017年 監督:グレイグ・ギレスピー
悪名高き女子フィギュアスケーター・トーニャ・ハーディングの半生と
彼女が起こしたスキャンダル事件を、マーゴット・ロビー主演で、実話映画化」とクレジットが出て
「フィギュアスケートで、ナンシー・ケリガン襲撃事件ってあって
まあ、それ、マーゴット・ロビーが、あのー、トーニャ・ハーディングやってるんですけど
その時に出て来る彼氏の友達っていうのがいて
これがまあ、おデブで小心で被害妄想の男で…
あのー『俺は国際スパイなんだ』って、訳わかんない
コイツ、頭オカシイなっていう…その男が主役です(笑)
僕…僕らも『あいつ、スゴイなー!』って、ちょっと言ってて…
彼氏(役)、大して良くないのに、この男、妙に気になるな…っていうのが、あったんですけど
まあ、それをクリント・イーストウッドも、この(リチャード・ジュエルの)主役
ナカナカ見つからなくて、探してて…まっ、その『アイ,トーニャ』観て
『あっ!コイツだ!』って言って、まっ、バチッとハマったというね、ヤツなんですけど
この人は、この2つの役以外に、何が出来るのかな?っていうくらい
ちょっと、今後、心配になるような感じもあるんですけど
でも、それはナンでそう思うかと言うと、それくらいハマってるっていうことなんですよね
ホントに、主役ピッタリそのもの!
他の役がよ、今後、この人、こういう風に進めば良いのになって
あんまり思い浮かばないというのは、それくらいハマってるっていう…
まっ、ことだと思うんですけど」とおっしゃるくらい
確かに、ご本人にそっくりだし(笑)この先、全く違う役を演じられても
この役のイメージはずっとついて回るんじゃないかと…?
ちなみに、この作品のパンフレットによれば…
リチャード・ジュエル役のポール・ウォルター・ハウザー自身が
「『アイ,トーニャ』のショーン役を演じたことを、自分の運命のように感じていたんです」とか
「クリントと一緒にインタビューを受けた時
彼が(ハウザーについて)『この役を演じるために生まれて来た』と言うのをこの耳で聞きました
奇妙なことに同感でもあるんです」と話していて
「なら、心配しなくてもいいのか」と…(笑)
そのリチャードさんって人は…「とにかく、あのー、彼がこう…思ってるのは
そのー、やっぱり『法律の番人』である警官になることが夢というね
非常に国側の、法側に立つ…それが後々、この事件をややこしくして行く原因になるんですけど」
…って、まあ法律はもちろん、ルールや規則、決まりといったものをキチンと守ろうとするあまり
融通が利かないというか(苦笑)クレームやトラブルが絶えず
職場を転々とする羽目になっちゃう人で(汗)
まあ、そういう人だから、不審なリュックを見つけただけで
すぐに、テロ対策マニュアル通りに対応することを主張し
結果的に被害を最小に留めることが出来た訳ですが…
警官への憧れやFBIへの尊敬の念が強過ぎて
自分を犯人に仕立て上げようとしている相手に協力的(笑)というか
犯人にされたら、死刑は確実だということを理解してるのか!?と不安になるほどで(汗)
「要らんこと言うなよ!」とか「それ、証拠にされてまうやろ~!」
…とハラハラ…イヤ、イライラドキドキの連続でした(笑)
まあ「自分は、あなた達の仲間だ!」といった思いがあるから
FBIが証拠を捏造するために、自分を騙すはずがないって信じてるんですよねぇ…
「あのコンサートの警備やってる時に、妊婦の人を見かけたら呼び止めて
あのー『気温が高くて大変だろうから』って言って
こう…冷たい水を差し出すくらい、まっ、細やかな…
『おお!イイ奴じゃん、コイツ』っていう…そういう…
まっ、ホントに、その話は実際にあったらしいんですけど…えー、まあ、そういう人で…」
…って、それはホントに優しい人だなと思ったんですが
喋り方がナンというか、挙動不審な感じの人なので(失礼!)
その妊婦さんにしてみれば、ただでさえ警備員に突然呼び止められて
「えっ!?なに?」とドキッとしたであろう上に
水を渡してくれるまで、ナゼ呼び止められたのかが全く判らなくて
かなり怖かったんじゃないかと…?(苦笑)
それはともかく…「結局その…あの…まあみんな、この映画観た人は
ある日突然、悪魔が襲って、不幸のドン底に落とされる…みたいな風に取ると思うんですけど
クリント・イーストウッドに、そういうような…ナンか…ナンてんですかね?
ドラマ仕立ての説明の映画なんてないじゃないですか?
いつも彼の中にあるのは、あの…抗えない強力な力に立ち向かう…
というのが、いつもあって…で、その根底にあるのは、その底にあるのは
無償の愛だっていうのが、もう全部だと…
僕、この映画、最初観てて『ああ、始まった始まった!クリント・イーストウッド節だ』
…みたいな感じも、ちょっとあったんですけど
途中から、クリント・イーストウッドって、あのー、人をヤキモキさせるのが、やっぱ上手くて
もう、彼の映画、だいたいそうなんですけど
でも、その…それでもナンか、ちょっとナンか雰囲気違うなーって、こう…思いながら…
まあ、でも、あの…ウチの家族もみんな、バラバラに観に行ったんですけど
えー、ウチの子供たちが、映画館から帰って来るなり
『ホント、あいつ、ムカつくんだよね!あの主役が!』って…
あれ、ヤキモキし過ぎ…『なに?言えよ、お前!』みたいな…(笑)
若い世代は、相当そう思うみたいなんですけど、僕はもっと違う取り方をしてて
自分に対する母親とかと直結するようなことじゃなくて
ナンか自分の中の、その…母性みたいな、僕が持ってる母性じゃなく
僕が受けて来た、外側からの母性みたいなことで…
そこで『あっ!そうか!だからいつも彼は、無償の愛っていうキーワードがあるんだ!』
…っていうことに気づいた」と、ご自身の言葉に「うん!うん!」と頷かれ
「僕、無償の愛っていうような言葉じゃない感じで
『あっ!コイツは(…と目を閉じられ)一筋縄じゃ行けない
色んな愛が満ち溢れてるヤツだなあ、この作品は…』っていう感じなんですよ
『リチャード・ジュエル』観て、無償の愛っていう言葉に気がついたんで
あっ!そういえば『グラン・トリノ』もそうだったなあ…みたいなね
『ミスティック・リバー』もそうだしね(…と右隣にいらっしゃるどなたかに向かって)
みんなそう…これ、かなりの…ハマりますよね?今日、僕、言ってること?」と話されてましたが
我が家は若い世代じゃないのに(笑)ヤキモキし過ぎたあまり
ナンで、あの弁護士はこの件から手を引かないんだろう?という疑問ばかりがグルグル(笑)
もっとも、キャシー・ベイツ演じるおっ母さんとリチャードのやり取りを観ていた時に
ナンとなく甲斐さんとお母様とのエピソードを思い浮かべたことや
「若い時は自分のために音楽をやってたけど
年齢を重ねるに連れて、自分のためだけじゃなくなって来た」という甲斐さんの言葉を思い出しました
そうそう!ハウザーがリチャード役に決まったばかりの頃に
「母親役は誰が演じるのですか?」とプロデューサーに訊ねたものの
ハッキリとした返事は得られなかったらしく
「自分としては、キャシー・ベイツが良いと思うんですが…」と言うと
「実は彼女なんだよ」と笑顔で答えてくれたんだとか…(笑)
ナンか、この人って「持ってる」人なんだなあと…(笑)
…ということで、このあと甲斐さんのイーストウッド愛溢れるトークが始まります♪(笑)