COME ON!ROCKIN' ROAD(4/12) | ボクの奥さん

ボクの奥さん

ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

近藤真彦さんと甲斐さんの対談「マッチ オブ ザ ウィークエンド」第2週です
この日も番組開始30分弱の時点で…「お知らせのあとは、先月スタジオで収録させて貰った
4月のマンスリーゲスト、甲斐よしひろさんの登場です」
…と、この日はテレワークらしく?ちわきまゆみさんではなく、近藤さんがコールされ

31分過ぎから、前回の続きが始まり…「僕、ちっちゃい頃に
ホントにロックをさんざん聴いてましたけど」と甲斐さん
「日活系の…小林旭とか石原裕次郎とか、そういうのもすごい好きだったんですよ 
(『映画?』と近藤さん)…イヤ、歌がすごいやっぱり、ハードボイルド的なところ
歌い方もそうだし…で、ちゃんと哀愁感があるじゃないですか

そういうのを持ってるんですよ、貴方は…
だから、伊集院さんが出て来る、山下達郎さんが出て来る…みたいなところがあるじゃないですか
あれ、やっぱりね、哀感がないと書き手も書きづらいんだよね」とおっしゃると

近藤さんは「いやあ…僕、しばらく歌とか音楽とかちょっと離れちゃった時代があったんで
ちょっと疎くなってたけども、今、甲斐さんにそういう風に言われると
イヤ、もう1回そこ行きたいなあ!」と返されてましたが

甲斐さんは、近藤さんが「嵐を呼ぶ男」のリメイク版に出演なさった際に
今で言う「昭和感」みたいなものがあってすごくイイと近藤さんのことを絶賛なさってたし
近藤さんの楽曲には、歌謡曲の大御所の先生方だけじゃなく
いわゆるニューミュージック系の方の作品が多かったのもそのためなのかなあと…?

で…甲斐さんが「やった方がイイよ、ちゃんと…あの…こう…毎年やんなくていいから
2年に1回、ちゃんとそれなりのロックバンド的な…
あんまりガンガンうるさくなくてね」とお勧めになり
近藤さんが「あの…僕もそれなりの年になって来たんで、イイ感じでね」とお応えになると

「そうよ!そう!あの…実は再認識って大事なんですよ
自分の中の再認識がさ、一番強く人に訴えるじゃん?
だって、本人が信じてないものを言ってもさ
みんなに全然コないから、聴いてる人には…だから、すごい大事ですよ」と甲斐さん

「ま、7月に…7月12日かな?赤レンガ倉庫でやるんですけども、それも結局、ま、甲斐バンド45周年の…
1年間ずっとやってるんで、それがファイナルなんですけど
それって結局、自分だけがイイと思っても、誰かが食いついてくれないとダメじゃないですか
だけど、ちゃんと食いついてくれるから…
そういう再評価もちゃんとしてくれるところがある訳ですよね」

…と、さらりと告知も兼ねて?(笑)話されてましたが
86年の甲斐バンド解散後に「積み上げて来たものをいったん全て解体」なさって
甲斐バンドの曲もほとんど歌われることがなかったソロ時代を経られて
KAIFIVEによる「甲斐バンドヒストリー」や96年の甲斐バンド再結成で
「再認識」なさったんじゃないかと…?

近藤さんに「僕はちょっと再評価になっちゃうけど…
甲斐さんは違いますよ!ずーっとやられてて…」と言われて
「僕もニューヨークで10年間、延々やってて…
まあ、スプリングスティーンとか、デヴィッド・ボウイとか、ストーンズとかやってた
ボブ・クリアマウンテンっていうエンジニアと(アルバム)3枚やって

そのあと、ずーっとニューヨークのエンジニアとやって…
ロンドンに…今度は…ま、東に東に行ってんですよ
東京からニューヨーク、で、ニューヨークからロンドン…で、2~3年やって…
そのあと、今度は…えっと、1回戻って来てたんですけど
LAでまた5~6年ずっとやってたりしてたんで

だから、基本的には、その間ってのは、フルにずっとやってる訳じゃなくて
一時、僕、ホントに5~6年、全くやってない…僕も同じことがあるんですよ
音楽で全くやってないことが…」と明かされると
「表に出てないだけで、こっちでは、曲作ったりとかして?」と訊かれ

「イヤ、でもね、曲は作ってましたけど、もうナンか…
基本的に、ユニットみたいなので『KAIFIVE』っていうの作って
これはもう売れなくていいっていう時期で…そういう曲を書いてる時はありましたけど
だから、ま、間違って1発売れちゃったんですけど(笑)
だから、やっぱナンか色々あった方がいいってことよ、うん」と甲斐さん

アマチュア時代の3人組ユニットからソロへ
甲斐バンドでデビューなさって、再びソロへ
やっぱり「バンド」でやりたいとKAIFIVEを結成され
そして現在は甲斐バンド再結成とソロの両方でご活躍中ですが
その都度、その都度の必要性というか、原因と結果の表れというか
「色々あった」流れが今に至っておられるんですよね

ココで近藤さんが「ナンか、ベストアルバムのエンジニアが
ナンかやっぱりすごいエンジニアの方だったりとか?」と振られ
「そう…あのー、いわゆる…僕、ずっと…
さっき言ったボブ・クリアマウンテンとか…スプリングスティーンとかやってる…
あと、デュラン・デュランとかやってる、その…ジェイソン・カーサロっていう人間とか
あと、ポリスとかやってたエンジニアとか、ずっと組んでるんですよ

で、その人たちの音がまあ、ベストになってるんで…
ま、ベストも、あの…イギリスの、今トップと言われてる、イギリスにいるエンジニアが…
マスタリングエンジニアがいるんですけど
今、デジタルリマスタリング、すごいんですよ
(『えっ、昔の曲を…?』と近藤さん)…そう、音源をそのまんま…
あの…今の、現代の音に、ホントにこう…甦らせるくらいスゴイんです

結局、みんなね、CDになったりするでしょ
で、アナログの、昔の音の方が良いって、みんな言うじゃない?
あれは、CDは、どんどんどんどんアナログの良い音の方に向かって
どんどん、アレするために、デジタルリマスタリングっていうのをやってたんですけど
今、もう、アナログの音、超えちゃってるんですよ、あまりにスゴイ…」と説明なさると

「あのー、えーっと…45年前の甲斐バンドの音を、その音よりも超えて?」と近藤さん
甲斐さんは「そうそう!全然…だから、そのまんまの良さでありながら
あの…下の、ベーシックなボトムはボーンと出て来て
上の、キラッとしたのは、キラッと…もっと今スゴイ…機械がスゴイんですよ

で、ホントに良いエンジニア…マスタリングエンジニアに頼むと
あのー、ホントにスゴイ音出て来るんですよ
(『ボーカルもそうですよね』と近藤さん)…そう!だから、ボーカル更に強く…
だって、下もしっかりで、上もキラッとしたの、ちゃんと出来たら
ボーカル、絶対良く聴こえるじゃないですか
だから、僕、絶対紹介しますから、ホントに…」と、おっしゃってましたが

甲斐バンドの曲を、初めてデジタルリマスタリングなさった際に
ボトムがくっきりと押し出されていたことに驚かれ
「松藤、ちゃんとドラム叩いてたんだ!?
昔、あれだけ怒ってたのはナンだったんだ?(笑)」と笑っていらしたような気が…?(笑)

ともあれ…「だから、ホントに音、全然違うもん
だから、自分で、あのー…ま、これはちょっと低音が細いなと思ってたりしながらも
まあ、リリースされて、ヒットしたりとか
思ったんじゃないのに大ヒットしたりとか
そこで、良いと思ってれば、そうでもなかったりとか、色々あるじゃないですか
だから、たいていの時は、そういうのも関係なく越えて来てるんで、今…」と甲斐さん

近藤さんに「それは、大音量で聴いても?」と訊かれ
「イヤイヤ、ちっちゃなスピーカーで聴いても全然大丈夫
ここ5~6年…7~8年くらいですかね?めざましい」とお答えになり

「イヤ、ダメだなあ、日本はまだ遅れてるなあって感じなんですか?」との質問には
「もう、でもさ、そういうの、もう…僕らがずーっと…僕らがやってたりとか
布袋くんがやってたりとか、そういうような…まあ、坂本龍一がいたりとか
そういうことで、そういう架け橋をやって
更に取っ払って、何も…国際的みたいなことになってるじゃないですか
だから、今、もういいんじゃない?それで…」と返されつつも

「だってさ、あの…データを送るだけでいいんですよ
昔、つき合わなきゃいけなかったじゃないですか
もう、違う!データのやり取りだけで…考えられないね、昔ね(笑)俺たちね(笑)
そんなの、だんだん喋ってると、だんだん腹立って来る(笑)」とのボヤキも…(笑)

近藤さんが、野村義男さんのアルバムのレコーディングに、ドラムで参加なさって
「イヤ、俺、こんなに上手かったかな?」というくらいの仕上がりだったことを話されると
「大丈夫です」と甲斐さん(笑)
「良いトコ…ええトコ、はしょる手さえあれば(笑)…で、多少の微調整は出来ます(笑)

でも、あの…生音の方が絶対良いんですよ、やっぱり…機械の音は限界があるんで
だから、やっぱりその…皮の鳴りってあるじゃないですか
だから、それとおんなじで、口パクで歌ってもダメなんですよ
やっぱり、ちゃんとこの、ね?こう…喉をちゃんと鳴らして
身体フルに使って、しなやかに歌うっていう方が、絶対伝わるじゃないですか」と力説され

近藤さんが「喉鳴らしてねぇ…甲斐さんじゃなきゃ言えないなあ!
完全に喉鳴らしてますもんね?」と返されると
「イヤイヤ、イヤイヤ…(笑)そうですかねぇ…」と照れておられるご様子?(笑)ながら
「僕、あのー…よくナンだっけ?みんなこう…
『いつもリハーサルとか沢山おやりになるんですか?』って訊かれるんですけど

僕、基本的にはリハーサルぎらいなんで…3日か4日くらいしかやらないんですよ
基本的に、歌にリハかかると、普段からジムに行って身体作ってるだけなんですよ
それは、やっぱり全身しならして歌うと、ちゃんと鳴るんで、身体作ってるだけですよ
週に5日は、ジムに行ってます」と「喉は鍛えられない」説はキッチリ披露なさってました(笑)

近藤さんが「詞とかは、パッと浮かぶんですかね?
僕が今まで色々聴いて来たような…」と質問される途中で(笑)
「一番調子が良い時は、あのー、曲と詞が一緒に降りて来る…で、同時にこう…出来て来る
これがたぶん一番良い時なんですよ」とカブセられ(笑)

「メロディはパッと思い浮かべてすぐ…僕、書かないんですよ
3日間、自分の身体の中に残ってたら、これは良い曲だっていう認識で…(笑)
3日間残ってたら、まあテープに録ったりとかするんですけど…」とおっしゃると

近藤さんが「『アンダルシアに憧れて』っていう曲を作ってくれたマーシー…
彼も全く同じで、川原散歩してる時にメロディ降りて来て
『それ、すぐ録音するんですか?』って言ったら『イヤ、しない、しない』って…
『家に帰っても、そのメロディが残ってたら、それは良い曲だ』って…」と話されるや
「そうなの!そうなの!残ってないとダメなんですよね」とハゲ同(笑)

ただ、以前に佐藤剛さんのツイッターに…
「全て頭の中で作るから楽器は要らない
頭の中で曲を作って、それを頭の中に清書をして、それを繰り返し反復するわけ
途中でお茶を飲んだり、誰かと話したり、それでまた思い出して覚えていれば
それは良い曲なんだ」…という「中村八大さんの作曲方法」が紹介されていて
結構?スタンダードな方法なのかなあと…

余談ついでに…マーシーこと真島昌利さんも
小林旭さんの「ダイナマイトが150屯」を
甲斐さんがアレンジなさった方の歌詞でカバーなさってるんですよね?

それはともかく…「時間がない時はね(笑)〆切が迫ってるとかね(笑)
もうしょうがないからね」録音されることもあると甲斐さん(笑)
「でも、やっぱり、さっきみたいな認識の方が良いですね
これはもう、結構ちゃんと自分の中で鳴ってる音なんだということですよね」と話されると

「甲斐さんって、アレですよね『甲斐節』みたいなのありますよね」と近藤さん
もっとも、甲斐さんは「うん…でも、僕らの時代は
そういうものがないと生き残れない時代なんじゃないですかね
まっ、だから、中島っていう僕の知り合いの女性シンガーがいますけど
中島みゆきもすぐ、一発で判るじゃないですか
ナンか、そういう時代…うん」と流されました(笑)

そういえば、かつての「ノエビア化粧品」のCMで
カバーされた曲名だけがクレジットされ、歌い手の方のお名前は出なくても
どなたが歌っておられるのか?すぐに判るくらい
歌声に特徴のある方ばかりでしたよね?(笑)

「中島さんとは曲提供してましたもんね」という振りに
甲斐さんは「そうですね、ホントにあの人に騙されて
プロデューサーまでやらされてですね(笑)
しょうがないから、ニューヨークでミックスしましたけど、ハイ」と応えておられましたが(笑)

甲斐バンドが解散して、もうバンド活動は終了したにも関わらず
ライブ映画の編集作業をなさったり、そのためにメンバーの皆さんに会われたりで
気持ちがナカナカご自身のソロアルバムの制作に向かえない中で
中島さんのアルバムを手がけられたことは良かったとおっしゃっていたような…?(笑)

そのプロデューサー魂のゴングが鳴ったのか?(笑)
「僕ね、マッチの中の火を興すこと出来るよ、ホントに…
僕、今日、スタジオでパッと会ったじゃないですか?結構、何十年ぶりじゃないですか?
たぶん、大阪の中之島かナンかのパブで、一瞬すれ違ったと思うんですけど…

変わらないもん!見てビックリしたもん!
ということは…ということは、ね?
何かにずっと燃えたぎったものを持ってるってことじゃないですか
だって、変えて行ったり、痩せて行ったりする人って
そういうもの持ち合わせてないっていうことだから」と絶対?前のめりで語られ(笑)

近藤さんが「それはまあ、音楽をずっとやり続けてた訳じゃないけど
あれから何年経ってても、ずっと何かに一生懸命だったってところはあるかも知んないですね」

…とお答えになるや「そうですよね?だから、自分の中…何かを賭けて…
一番大事なのは、男の人って、賭けて…
自分の中の何かを賭けて行くっていうものがないとダメじゃないですか
それをずっとやれてるかどうかなんだよね」と甲斐さん

「そこで今、ちょっと甲斐さんにもおっしゃって頂いた
『もう1度、火つけてやるよ』っていうのがあると嬉しいなあ」
…という近藤さんの言葉が社交辞令じゃなかったら
ホントにすぐにでも、このプロジェクトが進行しそうな勢いでした(笑)

前回の甲斐さんご登場分は「HERO」のあと10分40秒
今回は12分30秒のトークのあと「シーズン」
この後、ますます白熱して行くんでしょうか?(笑)