甲斐さん始動5 | ボクの奥さん

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ボクの奥さんは、半世紀に渡る甲斐よしひろさんファン。このブログは、主に彼女の『甲斐活』について綴っております。

松藤さんが甲斐報の「ビルボード・ツアー2016」のレビューに書かれていた
「去年は元々アコギで作った曲が多かったと思う」
…という言葉が気になって、資料を探してみたら

「My name is KAI」のDVD発売に関するインタビューで
「僕のギターと、せいぜい松藤のギターだけっていう感じのライブをやって
その方が楽曲の良し悪しっていうのはハッキリわかるなって思った

そういうツアーをやった後なので
『あまり作り込まないモード』の自分っていうのが
次の甲斐バンドの作品には出て来るんじゃないかな

それと、楽曲を作るアプローチが原形に戻ったね
昔は、生ギターだけでシコシコ作ってた訳じゃない?

ある時期から、ホントに適当にラフに作っておいて
最初からバンドで『せーの』で完成させて行った方が
簡単だからそうしてたんだけど
このツアーが終わった後は、生ギターで作った歌がほとんどだね

コードを探すのとか、めんどくさいんだけど、どうもその方が良いみたい
曲の全体像を把握しながら、曲の強弱というか
細かいニュアンスを自分で決定して行って

とにかく生ギター1本で最後まで歌えちゃうくらいに楽曲を仕上げた方が
バンドもアレンジしやすいらしい
どこで盛り上げれば良いのか的確に判るじゃない」と話されてました

「今年は全然違う成り立ちの曲も選んで来るんじゃないかな」という
松藤さんの言葉を考えると、当時、生ギター1本ではなく
甲斐バンドで作り上げられた曲を
今回のメンバーの皆さんとアイデアを出し合って
アレンジされることになるのかなあと…

「My name is KAI」の際に「イコライザーを駆使して
俺が6弦叩いただけで相当太い音で聴こえる」ように
「テクノロジー使って、スピーカーもタップリ積んで、音は作り込んだよ
ステージはシンプルでも、そこには金かけないとダメだから」
…と説明なさってましたけど

今回のインタビューでも「ギターのテクノロジーが発達したことで
生ギター1本でも音色が全然違う訳です
昔は単なるフォークギターの音色しかしなかったですが
今は色んなエフェクターを通すことが出来て、当然のように聴こえ方も違う

イコライザーを通して、かなり作り込んだ音色で
それは、ギターの鈴木健太のアプローチでもあります」と甲斐さん

松藤さんも「鈴木くんは、すごく真面目にかっちり組み立ててやってる
『俺とは違うなあ』というのが一番感じることですね(笑)

バンジョーやウクレレを弾いたり
ギターにしても曲によって持ち替えただけで
その楽曲の印象をガチッとつけることが出来る訳じゃないですか

そういう意味で、彼は変則チューニングの選択やカポの使い方も含め
楽曲それぞれのカラーがチャンと出る楽器を
すごく的確に選んで演奏してますよね」と話されてますが

その鈴木さんは「やっぱり、曲のアレンジは
『これだ!』って、ビビッと来るまで粘るべき
曲のポテンシャルを最大限に引き出すヤツがきっとあるはず
元が良ければ良いほど諦めちゃいけない」とツイートなさっていて

このスタンスは、ホームのニコルズの曲であろうと
甲斐さんの曲であろうと同じでいらっしゃるでしょう?

甲斐さんも【破れたハートを売り物に】を作られる際には
音源をプレス工場に送られた後
「やっぱり違う、もう一度やりたい」とストップをかけられ
ついには渡米されたんですもんね(笑)

ともあれ…「サッカーでもラグビーでもそうだけど
一つのポジションしか出来ないヤツはダメなんですよね
やっぱり、バンドのみんながすごくグルーヴを考えて
それをオーディエンスに届けようとしてる

良い曲を伝えたい、思いや心も伝えたいって思ったら
ある程度テクニックや上手さがないとダメだと思うし
今から僕が課題を与えて勉強したってしょうがないもんね」と甲斐さん

「みんな多彩なアプローチを普段からやってる連中が集まっていて
そういうキャリアが大事なんですよね
色んなことをやりながら一流であり続けようとするっていう」ことは
「愛ろく3」のツアーメンバーを選ばれた時にもおっしゃってましたね

ビルボード・ツアーが始まって以来、ずっと甲斐さんの傍らで
今やバンマスの貫禄充分な鈴木さんだけでなく

松藤さんが「100点満点ですよ
一緒にやったら気持ちいいだろうなあって憧れるくらい
アコースティックのベースで、ああいうグルーヴが出せる人は
なかなか居ないと思いますよ」と絶賛なさっている木村将之さんと
奥さんが【冷血】でのプレイにベタ惚れしたべチコさん

「若い先鋭的なミュージシャン」との新たなツアー、楽しみですね♪