甲斐さんが初めてご覧になったタイ映画『シックスティナイン』について…
北野武とタランティーノが幸せな結婚をして(笑)
『デキタ結果』という感じだと書かれ
『俺は上手くなるために練習もしたが
一番心掛けたのは【ソレ】と同化することだった』という
スプリングスティーンの言葉に続けて
『愛して愛してやまない気持ちは抑えていてもこぼれていく
抑えながらこぼれていくモノをセンスという』とおっしゃってるんだけど
この文章は『画面の告白』のあとがきにも使われていて
上手の手から水が漏れたのか、下手の横好きだからか
『テレビ好き』『映画狂い』だということを知られてしまった
『書け』という指令が下り、逃げるとツアーは出さない(笑)
バンドはつぶす(笑)マイクスタンドは根元から折る(笑)
全てのシールドは抜く(笑)…という状態になったので
愛してやまないモノのいくつかを書くことにしたと甲斐さん
『テレビ好き』といっても『見る方が好き』で
『映画狂い』とはいっても『出るのは向いてない』し
『撮るなんてオソロシイことは出来ない』そうだ(笑)
甲斐さんいわく…
『ナンで撮らないんですか?』と俺に必ずそう訊く人がいる
演じたり、監督したりする以外にも深く関わっていく方法がある
『この映画評もその一つだ』そうですが、昔のインタビューでも…
『博多にいると、映画関係の仕事に就くにはどうしたらいいか
全く判らなかった』と甲斐さん
身近にプロデビューされたミュージシャンが大勢いらしたこともあり
『なるなら、やっぱりミュージシャンか…という感じだった』んだとか…
『ミュージシャンと映画って、プレスリーにしろビートルズにしろ
意外に密接な関係を持ってる』とおっしゃいつつ
ご自身については『いったん歌い始めたからには
徹底的に歌うことにこだわりたいと思ってる』と話されてますが
『やろうと決めたら根こそぎいく性格』で『トコトン溺れそうだから』
『映画を作る気はない』ということみたいです(笑)
その分『観る』方に関しては
広く、深く、トコトンご覧になっているようで(笑)
『リトル・ロマンス』で『物凄く好きだった』ダイアン・レインに
『アウトサイダー』で『がっかりした』のはコッポラ監督のせいだと…(笑)
女性に対して、どっか心の中で『デレデレした』部分があるから
女優を使う時に必要以上に辛めになったりするんだ!
…と憤っておられるんだけど
ご自身もラジオで女性と話されると『デレデレするな』とイサメられるんだとか…(笑)
もっともそれは『4月7日生まれ』のせいらしいですが(爆)
ジャッキー・チェンも『女優を使うの下手』でしたっけ?(笑)
でも、子役から大人の演技者になるのが
いかに大変なのかということは
『モスキート・コースト』のリバー・フェニックスと
『ギルバート・グレイプ』のディカプリオが身をもって示しているとおっしゃってます(苦笑)
ちなみに、ダイアン・レインについては
『ストリート・オヴ・ファイヤー』のロックシンガー役が『カッコイイ』と…(笑)
ただ、その歌の吹き替えの口が
あれだけビッタリ合ってるっていうことは
『歌えないということを物語っている』らしい(爆)
それはさておき…甲斐さんが『動く写真』として
『すべてのシンプルなセオリーがある』と言われた『真夏の夜のジャズ』
切り換えはたまにしかやらず
ワンショットでカメラがほとんど移動せず
ミュージシャンが画面から切れても
ビクとも動かないのが面白いと甲斐さん
ウッド・ストックやモンタレー・ポップフェスティバルなど
アチコチにずいぶん影響を与えているという『撮り方』について
甲斐さんがよく話されてたという井出情児さんも
どこかに『ブルーノート』の文字を入れて撮ってるのかも知れない
…と言われてるように『空間のある写真』が特徴みたいですし
『カメラアングルってのは、小説で言うと文体と同じくらい重要』で
『作る人の思想が見えてくるから』
お二人がこのアングルを採用されたのも道理ですね
余談ですが…以前にご紹介した
『もう許したってぇ~』さん(笑)ご記憶でしょうか?
生みの親の伊藤理佐さんのご主人は
お仕事場の本棚にレトルトカレーを置かれてるらしいんだけど
伊藤さんがそれを召し上がることもあるそうで
本棚から5箱くらいを台所に持って来られ、選ぼうとなさると
『その中にもう、それは必ず、絶対【荒野の用心棒】のDVDが…』(爆)
『自分のしたことながら毎回ビックリする』と伊藤さん(笑)
DVDの表紙のデザインが黄色でカレーっぽいのが原因みたいだけど
その表紙の用心棒に『あ、あの~
まさか、またカレーと間違えたんですか?』と呆れられ(笑)
イーストウッドが『…もう許したってぇ』とくわえ煙草で言うんだとか…(爆)