昔々の甲斐バンドライブのレポート記事に…
ステージと客席の関係は
かつてのウェスタン・カーニバルの初期を思い出させる
彼女たちは
音楽を音楽そのものとして楽しむのではなく
もっと全体の雰囲気として受け止め
熱狂することによってステージと
一体化するタイプのファンなのだ
…と書いてあった(苦笑)
この記事を書かれたのは男性記者なんだけど
音楽を聴きに来たというより
甲斐さんの名前を叫び詰めで
『ジュリーみたい!』と甲斐さんの一挙一動に
黄色い声援を送る少女たちに半ば呆れながらも(笑)
そこまで彼女たちを魅了する甲斐バンドに
興味を持って注目しているようだ
メロディは美しくサウンドはハードに作られた
かなり大人びた内容の曲
少女たちを熱狂させるアイドル性と
音楽的才能が両立している
男が男として聴いても
充分に納得できる音楽である
と結ばれている
ちなみに…この記事のタイトルは
『見たまま聞いたまま』(爆)
当時の奥さんも声が嗄れるほど歌って叫んで
手が腫れ上がるくらい拍手したり
手拍子を打ったりしていたという
甲斐さんが
スタンディング・オベイションを普及させようとしておられた頃に
よくおっしゃっていたのは…
義理の拍手は要らない
でも俺たちの曲を聴いて
少しでも感じるものがあったら
その場に立って一緒に歌って欲しい
また、テレビ拒否が取り沙汰されていた頃には…
ライブで俺たちが思いを吐き出したら
客はその思いを俺たちに返そうとするけど
テレビにはそれがない
70人しかいない会場でライブを演ったこともある
でもその70人は
何ヵ月も前から高いチケットを買って
俺たちを待っていてくれた客だ
俺たちを磨いてくれたし
奮起させ褒めてくれて
貶してくれた
拍手の仕方で俺たちを判ろうとしていることに気づく
テレビに出ながらライブもやるバンドと
ライブしかやってないバンドの差は確実にステージに出ている
絶対そうだよ
だって俺たちはそのために生きて来たんだから…
やっぱりステージが俺たちの帰って来る場所なんだ
ステージで変わり続けるのを見て欲しい
時折、冗談まじりに
好きなものは拍手、嫌いなものは握手
とおっしゃってたそうだけど(笑)
拍手を受けるとシビレる
拍手があるから音楽をやってるんだ
というのはきっと本当のことなんでしょうね