ガラスの動物園を録り終えた後に
甲斐さんの直感は…
ものすごく売れるかどうかは判らないけど
長く売れ続けるアルバムだと告げたそうだ
また実際、その通りになったらしい
東京に出て来た当初は
生活のペースが違い、馴染めなくて
東京をある程度拒否していたけど
3年目になって素直に好きだと思えるようになったという
自分の身の周りのことしか書けないという甲斐さんが
東京を歌うことが何よりもそれを物語っている
その一方で、博多でライブがあると
『帰って来ました!』とは言いたくないと思っているのに
やはり地元のファンの方は
『お帰りなさい!』と迎えてくれる
いつまでもついて回る
九州出身というレッテルが重荷でやりきれないと…
『英雄と悪漢』でも【東京の冷たい壁に…】のように
都会をテーマにした曲があったけど
さらに発展させたこのアルバム以降
レコードの雰囲気を
ステージに反映させようとすることを止めて
以前より明るさが感じられると評されたようだけど
何よりも甲斐さんの気持ちの変化というか
プロの書き手・歌い手としての
姿勢が定まったことが大きいのでは?と思える
また、甲斐さんがヴォーカルに徹するために
ギターを持たない曲が増えたのもこの頃かららしい
甲斐さんがギターを弾く姿が好きな奥さんには
少し淋しかったようだ(苦笑)
その後…甲斐さんがギターを弾く時には
甲斐さんのギターだけ音が出ないようになっている(笑)
という都市伝説まで生まれたらしい(爆)
その真偽はさておき…
甲斐バンドという商品とメンバー全員で格闘した
長く苦しいレコーディングの後
レコード制作とライブパフォーマンスに対して
ハッキリした認識を持つようになったという
音楽はシンプルなものほど美しく
誰にでも長い間聴いて貰える
だからレコーディングでは
サウンドの厚さも大切にするけど
何よりも詩のアタックを損なわないように
まとまり過ぎて
イージー・リスニングになってしまわないように
気をつけていると話しておられる
日本語でロックを歌うという口癖もこの頃かららしい
その後も新しくアルバムを出す度に
レコーディングはイヤだけど(笑)
全てそこから発生するんだから
ライブを信じて買ってくれる人を失望させたくない
聞き手だった頃の自分の小遣いを考えて
アルバムはシンプルに
ライブは熱くをモットーにしてやっていると
おっしゃっていたようだ
余談ですが…
チャゲ&飛鳥の『ひとり咲き』が好きだった甲斐さん
フレーズごとにアタックがあるというのが
その理由だったらしい
いつか触れたことがありますが
ポプコン出身のこの曲の版権は
ヤ●ハが有しているのでしょうねぇ…