7年間つき合った彼女が
甲斐さんの贈った指環を返して博多に帰った後
甲斐さんはその指環をハンカチに包んで川に投げ捨てたそうだ
そして、絶対この道で成功してやると心に誓ったという
余談ですが…
石橋凌さんが当時の交際相手を連れて上京された時
甲斐さんが『そんな覚悟じゃ…』と話して以来
疎遠になってしまったらしい(苦笑)
それはさておき…
個人的な心情とは別に曲作りに関して
【裏切りの街角】を書いた後
甲斐さんはご自身の『時代のつかみ方』というか
そういう直感が間違っていないと感じて
【裏切り…】のヒットで実証できたと思ったそうだ
事務所やレコード会社からは
二匹目のドジョウを期待されていたけど
甲斐さんいわく…
この思い込みや気負いが
【かりそめのスウィング】になだれ込んでコケさせた
また余談ですが…
【HERO】のヒットの後に【感触】を書いたのは
この時の経験によるものらしい
でも甲斐さんは
【感触】が1位じゃないことに不満だったようで
NHKのMさんに
また今度も1位を取らなければ…と思わずに
全部の曲の中で13位なんだと
受け取ればいいと言われ納得したという
当時の甲斐バンドとしての活動は
テレビ出演を止めて、アルバムに力を入れ
そのアルバムを引っ提げてツアーに繰り出す
という方向に向かっていたようだ
【裏切り…】のヒット後、名前は知れ渡ったとしても
この先ずっと聴きたいと思って貰えるか?
これから先も何かをやり続けるバンドだと
未来を期待させるものを伝えてきたか?
『ガラスの動物園』のレコーディングにあたって
甲斐さんいわく…
6ヶ月間『甲斐バンド』っていう商品と4人で格闘した
田家秀樹さんによると
このアルバム全編に流れるテーマは
都会の光と影の中に繰り広げられる愛
栄光、挫折と裏切りのドラマ
甲斐さんいわく…
個々の男女のドラマを集めれば
都会という名の動物園になっているというコンセプト
『エンターテイメントを意識しだした頃でもあり
どんな人にも聴いて貰える歌
広い視野を持ったアルバムを作ろうと気負っていた』
『アルバムのイメージは掴んでいても
実際にそれを形にしていく作業が思うように行かず
イラついてもいたし、メンバーとも派手にぶつかった』
スタジオのロビーで曲作りをしている甲斐さん
それを待つ間に『悪いなぁ』と思いつつ
マイクのスポンジと傘で野球を始めたメンバーとスタッフ(笑)
気がつくと
いつの間にか甲斐さんも野球に参加していたらしい(爆)
そうかと思えば
【悪いうわさ】のレコーディング中に
甲斐さんがスタジオで大森さんに椅子を投げつけたという
奥さんいわく…
ラジオで聴いてビックリした
甲斐さんは
自分も大森さんも運動神経が良いからって笑ってたけどね
甲斐さんが少し逸らして投げて
大森さんが少し動いて避けたらしいよ
それから数年後に大森さんが
【悪いうわさ】をレコーディングする時
指を切って血を流しながらプレイした
あの情熱はいつまでも持ち続けていたいと話しておられたそうだ